森で大雨

森に暮らして
2022/7/31の大雨 滝のようです

最近、大雨が多い。
ここ森では大雪は少なくなってきた(ようだ)。
だが大雨は結構多い(とおもう)。
ここんところの大雨では、幸いこちらでは大きな被害はなかったです(全国では亡くなった方もおられました、ご冥福をお祈り致します)。
そこで森での過去4年間の暮らしの中で大雨を、例によって我が電子日記(など)によって調べて見ましたので、それを今回の記事に致します(やっと7月中に新規投稿やりました、ギリ!)。

大雨の後の栗の木沢上流 (2020/4/18) 八ヶ岳に大雨が降ると直ちに栗の木沢が清らかな小川から濁流へと様相を変えます。

森で大雨の頻度は?

日記と気象データ

これは我が日記でもあまり正確には分かりません。日記に大雨の記述をするときとしない時もあるのです。いい加減な性格ですので。
うーん、それではブログの記事にはならないです。

あと思いついたのは森の管理公社の天候記録です。

うーん、いいじゃん! 4年分ならコツコツ開いて見れば調べられるかも。
よし、幾三(行くぞー)。ここでブログ書きを中断して管理公社HPへ。

天候記録は森の人でなくても誰でも見ることができます(ログイン不要)。
こちらです→清里の森管理公社・天候

2023年6月の清里の森管理公社の記録。

うーん、残念!これでは雨の日が多いようだが降水量がわからん。いつが大雨か?
仕方がない、「清里の森」は諦めて、比較的似たような気候の同じ北杜市の「大泉」で調べましょう。
そこにはひまわり市場の近くに「アメダス(気象庁・地域気象観測システム)」(AMeDAS: Automated Meteorological Data Acquisition System)が設置されているので、その地点での詳細な気象情報がわかります。
そのためかTVの天気予報でも山梨県内では甲府などと並んで「大泉」が出てきます。

継続調査予定です

僕的には、
大泉のアメダス設置地点は八ヶ岳もろ南麓で権現岳からほぼ真っ直ぐに南下した山裾です。
標高も867mと相当低い地点になります。

それに対し、「清里の森」は南麓と言っても赤岳より東南に下ってきた山腹で標高は1300mから1450mとかなり高いのです(海の口自然郷にはかないませんが)。
大泉との標高差は500m近いので、気温も3度ほど低くなります。
なんか違うんだな。
でもそこしかないので仕方ない。

待てよ、そうか、ほぼ17kmごとに設置されているアメダスでは、大泉より野辺山に設置されているアメダスの方がより清里(の森)の気候に近い数字が取れるかもしれない、と気づきました。
TVの天気予報では、NHK甲府やテレビ山梨では山梨県の情報を伝えてくれるので、野辺山は長野県なので普通にはこちらに情報は届きません。

しかしこの問題は今は時間がないのでしばらく置いておくことにします。
後日再検討します。
うーん
アメダス野辺山の記録を見てみました。
大泉の記録で合点がいかなかった2022/8/24の件です。
・大泉アメダス   1日降水量  7.5mm 最大1時間雨量  7.5mm
・野辺山アメダス  1日降水量  78.5mm 最大1時間雨量 47mm
まったく腑に落ちない、、、

つぶやきです この続きはまたいつか、、、


気象庁のホームページから大泉の観測データが見ることができます。
それがこちら。

気象庁HPより、2023年(山梨県)大泉
ふむふむ、さすがに降水量がバッチリわかります。
さて、この数字がどんなんか? 過去との比較をしてみましょう。
この気象庁のデータは親切にグラフもあります。
では過去4年間を見てみましょう。

しかし、どうも大泉の記録と清里の感覚と違うような気がする(先程のぶつぶつ)ので、前言撤回し、我がいい加減日記からも記録(感想)を抜粋引用することにいたしました。

2020年

まずは、2020年です。7月に300mmを超える雨の後、8月は極端に少なくなっています(??)。

2020年、筆者が前年2019年の秋に清里に来た翌年です。
この年は山小屋日記でも大雨の記録が多いです。
年間降水量は1189.5mm
4/18、5/19、6/13(雨漏りがひどいとの記録)

閑話休題(雨漏り_事始め)

 話題はちょっと横にそれますが、ちなみに我が山小屋雨漏り発見は、引越し後2ヶ月たった、2019年12月27日の雪の日でした。
室内物置部屋の梁からぽたり、ポタリ。日記には「ギャオーっ」と悲鳴が記されています。

天井から梁へと水滴が垂れているのが確認できます。
そして床にポタリと落ちていきます。(2019/12/27)
大雨ではありませんが湿雪が屋根に留まっているとそれが雨漏りの原因になるように思えます。
慌てて、脚立に上って屋根の該当箇所の雪を落としました。屋根には上がりません。(2019/12/27 15:43)


7/6、7/8、10/10と大雨が記録されていました。
7/8にはスマホの警報が鳴って、北杜市に土砂災害警報が発令されました。

2021年

2021年のグラフです。6月が少なく、7、8月の雨量はともに200mm前後と増えています。

日記によると、2021年には、5/21と8/14しか大雨の記録がありませんでした。
(大泉アメダス記録では、8/14は68mm)
年間降水量は1155mmとなぜか前年比 -34.5mmと大きな変化はありませんでした。

2022年

2022年です。縦軸(降水量mm)目盛が上の年のグラフの半分なのでご注意ください。
グラフでは雨量が多く見えますが、平年の82%とかなり少ないです。
この年は月の雨量が200mmを超えた月がありませんでした。

2022年。
確かに大泉アメダス年間降水量は945mmと前年比 -210mmと2割近くも減っています。
しかしです、日記では
7/14雨漏り
7/31、
8/18(雨漏り)、
8/24 夜9時頃に北杜市に記録的短時間大雨情報が発令、我が山小屋に雨漏り、国道141号長沢ー念場原間通行止め、小海線小淵沢ー野辺山間運休
(大泉アメダス記録では20時〜21時に7.5mm)【注】・前述の上記「継続調査予定です」にあるように
北杜市に警報級の大雨情報が出ているのに同じ市内の大泉で7.5mmとはいかがなものか???

9/19台風14号(大泉アメダス記録では4.5mm、おかしいね、あとで野辺山を調べよう)
10/7雨漏り(これは大泉アメダス記録で20mm)、
結構日記には書かれていました、おかしい。

2023年

2023年、今年の6月は雨量多いです、昨年の3倍近い量です。
先ほどの一覧表データでは6月の1日の最大雨量(ピンク目盛)は114.5mmと、前年の5月、6月の1ヶ月分の雨量より多いです。

2023年は5/7雨漏り、地下物置床下、初の浸水
(大泉アメダス記録では5/7、47mmの降水量、結構すごいです)

過去最大の雨量か? 床下物置に浸水(2cmほど)した。
物置内部からドアの外を撮影。内側に2cmほど、ドアの外側には5cmほど水が溜まっていた。
幸い1日で引いてくれたがうーん、対策はどうする。(2023/5/7)

6/2台風2号と梅雨前線、線状降水帯、小海線運休、新幹線運休、あずさ運休、国道141号通行止め
中央道は山梨では問題なしでしたが、中津川ー飯田山本間で土砂崩れで通行止め、これは2021年にもありました、このため名古屋、関西方面から森に来ていた方(cafe栗の木沢のお客様)がえらい大回りで時間がかかったとおっしゃていました。
 (大泉アメダス記録では、6/2は114.5mmの降水量、これはやばかった)

携帯にピロピロロンとアラーム警報が届きました。
もしもハザードマップでイエローゾーンだったらかなりやばい状況です。
清里の森は安全です。(2023/6/2 15:27)

(また大泉アメダス記録6/22にも62mmの降水量、これは日記に雨漏り記録あり)
7/20雷雨停電7、8分、県道11号土砂崩れ、またもや通行止め
 (大泉アメダス記録、降水量35.5mm)
これが梅雨の最後となり、梅雨明けとなる。
このあとは7月には大泉アメダスに降水記録はゼロ、しかし清里の森には短時間ながら降雨(にわか雨、雷雨)が何回かあった。

交通への影響

過去のトラブル

この時はひどかった。鉄道、道路ズタズタ(2019/10/23)

私が森で購入契約調印後、前オーナー様の荷物の撤去を行う予定だった時が凄い状態でした。
2019年(令和元年)10月12日に台風19号大雨特別警報。新幹線、JR運休。
中央道八王子ー大月間で通行止め。
(大泉アメダス記録では、10/12降水量135.5mm)
その後、中央道を通るたびに土砂崩れの箇所の工事中の様子を見ることになります。
それ以降は中央道の土砂崩れはなかったように思います。
日記に記載はありません(ネットでググると2021年8月11日の大雨で長野県側岡谷ー伊北間で通行止めがあったようです)。

国道141号線(清里ライン) 別名佐久甲州街道

大雨に弱いのは国道141号でこれは「連続雨量80mmで通行止めになるよ」と須玉から上がっていくと標識に書いてあります。長沢ー念場原間が鬼門です。

rock1971.jp/news/1813/「山梨県道路規制情報」より(2021/8/14)

右下の赤い線はこの時同時に通行止めとなった県道605号
ちなみにこの地図で、大泉アメダスは「体育館」という文字の左あたりですね


大雨だと土砂崩れなどがなくても割と頻繁に通行止めとなります。普段は大型の物流トラックがひっきりなしに走っていますが、その場合は県道28号に迂回するのでしょう。

県道11号線(八ヶ岳高原ライン)
またまた土砂崩れで通行止め、県道11号線八ヶ岳高原ライン
小淵沢・小荒間ー天女山入口間(2023/7/21 YBS TVニュース)

これも困ったものが県道11号線、八ヶ岳高原ラインです。
これは清里の森の横の学校寮区から始まり、南八ヶ岳をぐるっと鉢巻のように回っている道路で、長野県側に行くと「八ヶ岳鉢巻道路(長野県道484号線)」と名前を変えて、富士見高原を抜けて、原村のペンションビレッジの先、茅野市へ通じています。
(原村・・・懐かしい響きですね、ペンションの先駆けと言われています。私も若い頃何回かいきましたよ、いわば清里の先輩、同じような宿命を抱えています、どうする原村)。

山梨県側では小海線の上を東西に通る唯一の幹線道路なのですが、やはり大雨では流石に水に弱い。
特に長坂町小荒間から天女山入口までは標高1300mから1400mの間を走っているので、よく土砂流入による通行止めがあります。

小海線の上側、八ヶ岳の山懐を巻いて走る道です、お役所的には「北杜富士見線」て言うんだ。
まあ無理も無いですけどね、、、いつまた開通するのやら、、、
私たちがよく使う、天女山入口より東側は通れるので、森から八ヶ岳倶楽部やアフガン、鬼瓦、RoyalHotel、パノラマの湯など へ行くのには困りません。

しかし、この道路の下には並行して走っている道路も多く(いずみライン、レインボーライン)、それほどは困らない。
そうはいっても、昨年2022年8月25日に通行止めとなって、やっと開通したと思ったらまたダメではまったくトホホな道路、というか山梨県の対策がお粗末さまでした。

以上です。特に結論はありません m(_ _)m

付録

甲府地方気象台のホームページです。
その中の「気象年報」というのがタメになりますのでよかったらご覧になってみてください。
甲府地方気象台ページから、下の
「⭕️ピックアップ情報」の下の方、
「定期刊行物など」の中のどれでも、例えば
「・山梨県の気象概況」をクリックすると3年間の「気象年報」を含む画面が出てきます。

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