清里の森・野鳥図鑑

森に暮らして
野鳥図鑑 第1号はジョウビタキです


清里の森の自然図鑑シリーズの待ちに待った待望の(シツコイ!)1篇(実に短いです ^^;)

野鳥は、(ふだんは「小鳥たち」と呼んでいますが、)ここ清里の森では毎日の愉しみのひとつです。
まずは名前を知りたいのです。
東京では、すずめとカラスと鳩ぐらい。多摩川の河原までいけばセキレイがたくさんいます。それぐらわかれば十分です。
国立のわが猫額庭園のキンモクセイになにを思ったのか「ガビチョウ」が来て驚いたことがあります。
しかしここ清里では違います。

名前を知らなければコミュニケーションが成立しません。
あの胸が茶色で頭のてっぺんが白い黒紋付の鳥がジョウビタキ(のオス)と知っていればほかの人とお話が通じます。
森の先輩のおうちの郵便受けにジョウビタキが巣を作って中には卵が6個もあって、その一つがついにヒナに孵ったよ、というお話を聞けば感動を共有できます。
(さらに詳しく、と言ってもこの林住ネットの記事レベルで十分ですが、調べるとその感動はさらに倍増します)
そうか、それではわが小屋にも巣箱を作るぞ、吉幾三!

ここではまずは入門のシジュウカラ

最初はシジュウカラです。ゴジュウカラという鳥がホントにいるんだとビックリ。
私はもうすぐ74ですが、ナナジュウカラはいないようです。
この辺は林住1年で分かりました。
もうすこし落ち着きましたら、シジュウカラとその仲間たちもこの野鳥図鑑でとりあげる予定です。

さてポケット版の野鳥図鑑も手元に置きました。
単眼鏡も購入しました(Canon製ではないです)。
しかし、なかなか進みません。
植物図鑑のように被写体が待ってはくれません。
いくら私が「見たよ!」と言っても読者の方にはその感動をお伝えできません。
スマホで野鳥の写真を撮るのがホント困難。
それではブログが書けません。

それがこの林住5年、ようやく野鳥図鑑開設の運びとなったのは、そう「ジョウビタキ」ご夫妻のおかげなのです。
ジャーン!

図鑑No1 ジョウビタキ

後ろ姿です。紋付の白い紋が左右にあるのがわかります

スズメ目ヒタキ科の冬鳥
特徴ある鳥なので識別しやすいのがありがたいです。
体はスズメより一回り大きく、全長14~15cm。
飛んでいるときは全体に茶色と黒っぽいです。
まずオス(♂)ですが、
胸は茶色でふくよか、オレンジっぽく見えることもあります。
黒い紋付の羽織を着ていると言われていて、翼の白斑がそのように見えます。
顔はガングロで、首から上と頭が白っぽいのも特徴的です。
真っ白というよりグレー、灰色かな。銀白色としているサイトもありました。
若年寄の人が長い白髪をオールバックにしてポマードで固めている感じ。
くちばしは細く鋭い。
背中と尾は茶色で、尾は長いです。
枝にとまるとすぐその長い尾を小刻みに上下に震わす(動かす)ので、これも特徴的です。

今年の3月30日に初めて見かけてから調べ始めました。
渡り鳥で「冬鳥」とありました。
ん?3月、まだ冬か?

ふつう、冬鳥というと

 ♪お国はさあ~むい北の国、(なぜか、この童謡「りんごのひとりごと」を覚えていて口ずさんでしまう、しかし一部間違えて覚えていた。ネットのありがたさを感謝しております)


 寒い北の国シベリア、チベット、中国から冬の時期に日本に南下して越冬し、春から夏は北に戻って繁殖するのだという。
ふーん、そうなんだ。

その後我が庭でよーく見かけるようになりました。
人をあまり警戒しません。近くにいても平気ですぐには逃げていきません。
まるで清里の森の鹿と同じです。
このジョウビタキが図鑑第一号に選ばれたのは、その人懐っこい性格のせいだと思います。
おかげで、スマホで1~2mの距離からでも撮影できました。

くちばしの先に虫をぶら下げています

今の時期は子育てしているのでしょうか、見ているといつも1cmほどの虫をくちばしにくわえています。

で、5月12日、日曜日、明日は雨の予報なので庭に降りて、サウナテントのタープをなおしていました。
そこに昨日のジョウビタキが、スッと飛んで来ていつものヤマツツジの枝にとまり、すぐに、なんとウッドデッキの下に入っていったではありませんか。
ぎょぎょぎょ、あれま、えっ、あそこに巣???
いつもは人間はウッドデッキの上にいて観察していたのですが、今回は私が下に降りて見ていたのでした。

慌ててウッドデッキのところに行って、その下の波板の隙間をのぞいたら、ヒエっ、ヤッター!
こんもり巣のような塊が暗い中でも見えて、シルエットでヒナの頭とおおきなくちばしを開けて動いているのが見えました(と思います)。
そーっと、その場を離れる際に「ピョっ」という声が聞こえたような(気がしました)。

ヤッター!我が家で巣作り!

渡り鳥が我が家で巣作りし、繁殖しているのです。
快挙です。

そう、先に書きましたように、もうなんの不思議でもないんですね。
ジョウビタキの日本国内での繁殖は拡大している」、とウィキペディアでも言っています。
本来は渡り鳥なのに、です。

(あー、また脱線しました。つい「ギターを抱えた渡り鳥」ってだーれだ?と石原裕次郎を調べたら、なんと「ギターを持った渡り鳥」でした。しかも小林旭じゃん。全くダメだ。わが灰色の記憶細胞はどうなっているのだ。
しかし、「持った」より「抱えた」の方がいいと思うのだが、、、)

ヒナの安全が確認されましたら、そのお姿を皆様にもお披露目したいと思います。

やや正面からの画像です。胸の部分は広く茶色です。顔の部分はガングロ。
横からのお姿です。白い頭がヘルメットかぶっているようでお顔の黒さと相まって、スターウォーズのダースベイダーっぽいですね。
長い茶色い尻尾をぴくぴくぴくと上下に震わせますよ。
頭と首の後ろが白っぽいのがわかります。
また黒の羽織の左右の袖の部分に白い紋が付いているような白斑が見えます。これは結構目立ちます。
虫を加えています。

では、奥様(♀)は、、、

どうもオスとメスでは性格が異なり、メスのほうが警戒心が強く、人間がそばにいるとすぐに飛んで行ってしまいます。
辛抱強く、スマホを構えて待っていましたが、
それでとれた写真はこれ1枚だけ。
なんだかわかんないですよね、赤い丸で囲んだ部分にロープにとまっているメスがいます。

こんな写真しか撮れずに申し訳ありません。10m程の距離がありました。スマホでは無理な距離です。

キャノンさんの「野鳥写真図鑑」によると、ジョウビタキのオスは「身近な小鳥ではもっとも美しいといわれる」としています。
メスは地味ですね。
紋付は黒地ではなく、くすんだ茶緑のような色でそれがほぼ全身で胸がやや白っぽい。
頭の白いヘルメットもない。
ただ紋付の白斑だけはオスと同じです。
カラたちのように群れではやってきません。
常に1羽です。でもうちのご夫妻はときどき間隔をあけておなじタイミングでやってきます。
メスの容姿は下のウィキペディアの解説からご覧ください。

・2024年5月12日 ‐ 山梨県北杜市高根町清里の森で林住している老人が
 自宅ウッドデッキの裏側に家族らしきつがいとヒナの影を
確認した。

以上、取り急ぎ、ジョウビタキ営巣発見のご報告をいたしました。

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