林住への旅・清里の森に

清里の森2-清里の森へ
清里の森正面のシンボルゲート

ついに清里の森へ導かれました

ここだけの話ですが

 5月20日に甲斐大泉のログハウスの物件を断ってからも何件かの候補を比べて考え込んでいました。お世話になった不動産屋さんにはもうこちらの希望に合うものはなくなり、みんな大幅に金額がアップします。素敵な丸ログで気に入った物件は1630万です。しかもかなりの急斜面。庭に降りたら転げ落ちそう。他の不動産業者の扱いの物件もいろいろ見るようになりました。検索はログハウス、八ヶ岳、甲斐大泉などで調べていました。甲斐大泉は小淵沢から小海線で2つ目。駅近の物件も多くありました。上手くいけば徒歩圏内です。

 そうしているうちに、ある日不動産情報サイトSUUMOさんの物件を調べていたらあるログハウスに眼が止まりました。
 「おっ、安い! なんだ清里かぁ、大泉よりは遠くなるなあ(10分ほど)。 何々、うん?借地だって。どうりで安い。えー、すると大家さんは山梨県??」

 こうしてついに清里の森に巡り会えたのでした。2019年6月21日のことでした。
 
しかし、(ここだけの話ですが、実はわたしは清里は敬遠していました。私らジイさんたちの年代では、「清里」と聞くと、昔のバブル期のうわついたキラキラのチャラい手垢の付いたイメージ染み付いていましてね、メルヘンチック、ちょっと苦手ですわ。

清里は悲惨か、確かに、、、栄華の後 (国道141号線沿いの風景)


 以前、先輩の甲斐大泉の別荘を訪れた際、帰りに清里にもちょっと寄ったのですがやはり駅前の寂れた無人のシャッター商店街は悲惨でした。ゾンビーが歩いていそう。テニスコートにはぺんぺん草が伸び放題、閉館の貼り紙の美術館、国道沿いにも廃墟のパチンコ屋やお土産屋がポツン、ポツンと残されていました。わびしさ漂っていたなあ。ブームが派手だっただけにその後の凋落ぶりが際立っています。)

「うーん、いまさら清里ねー。ホントはやだけど、、、友達に恥ずかしくて言えないし、、しかし憧れのログハウスに薪ストーブが予算内で手に入るかも、、、うーん」、一応、メールで詳細情報を請求しました。

「清里の森」とは

山梨県が県有林の高度活用を目的に、別荘地として整備して昭和60年から1期ずつ昭和63年までの4年間の4期に渡り借地権を分譲したもの。現在約790棟の別荘が建っている。

清里の森管理公社HPより抜粋

「清里の森」とは上記のように山梨県が県有林を整備して開発した約200ヘクタールの広大な地域と一連の施設の名称です。
 小海線の清里駅の北側の大半を占めており、その敷地の北側は標高1400mを超えて別荘地としての北限とも言われ、八ヶ岳の主峰赤岳南麓に連なっています。その中に、別荘地区と文化・スポーツレクリエーション施設のあるセンター地区があります。
 センター地区には管理センター、音楽堂やテニスコート、ディスクゴルフ、パークゴルフ場、レストランなどのモール街、子ども用の野外アスレチックなどがあります。第三セクターの(株)清里の森管理公社が県の委託を受けて管理を行なっていて、HPも充実しているのでリンクを貼っておきました。興味がある方はクリックして覗いてみてください。
 県営なら、民間の不動産業者の別荘管理会社のように倒産のリスクはないので、これも安心です

 なお隣接して、やはり県が開発した学校寮区と呼ばれる大学や区市など公共団体の保養施設区域があり、明治大学のセミナーハウスなどの研修施設や多摩地区の日野市、立川市、府中市、調布市など多くの市の保養施設があります。

いざ「清里の森」へ

 清里の森管理公社に連絡を入れて、下見に行きました。「清里の森」の不動産物件については管理公社が不動産業者として、売買の仲介をすることになっています。
 中央道・長坂インターからは20分ほどらしいのですが、清里駅周辺の道路はいろいろ入り組んでおりややこしく(渋滞を避けるため交差点を無くして立体交差が多いため地図からは分かりにくです)、ナビは古くて一向に管理センターに着きません。どこから入っていいのか、ナビではわかりません、何度も行ったり来たり、ぐるぐる回ったりでした。

 なんとか正面入り口を発見し、立派な管理センターに辿り着き、ネットで調べておいた販売中の建物付き物件のうちの2軒に案内していただきました。1軒は丸ログで築30年、建坪78平米、もう1軒は角ログで築20年建坪は99平米、2軒とも小ぶりのログハウスで薪ストーブがあります。お値段も私の希望通りです。もうワクワクでした。

行き届いた管理に感動でした

 しかし、着いてまず「清里の森」の管理体制に驚かされました。車で「清里の森」敷地内のレストラン、モール街やテニスコート、芝生広場や管理センターにはそのまま普通に行けますが、別荘地区内に入るには専用カードが必要なのです。住民と関係者以外は入れません。別荘地区に入る3本の道路は全てゲートで遮断されています。これは安全安心で嬉しいシステムです。他の三井の森などの有名な別荘地でもこのような配慮はなかったと思います。

 あとでわかったのですが、この管理センターは365日24時間休みなしで職員が常駐し管理しています。
 私は森に来た当初、自宅から来たときに我がログハウスの玄関キーを2度も忘れてきて、その都度、管理センターで保管されているスペアキーのお世話になりとても助かりました。

 「清里の森」に入る道路正面入口のシンボルゲートもオシャレで素敵なデザインでした。さすが県営(?)お金かかってます。芝生広場も広くてきれいに手入れされています。施設全体が管理が行き届いていて好印象でした

 整備された舗装道路が広い別荘敷地内に張り巡らされていました。甲斐大泉の別荘地のようにまるでラリーのような激坂オフロードはどこにもありません。
 ただ800軒近くある別荘地内です、道も複雑でどこをどう曲がるのか全く覚えられませんでした。要所要所には案内看板はしっかり立っていますので、まあ、いいか。ただただ管理公社さんの車の後について行きました。

ここは借地権です

 この清里の森の別荘地の特色は、全て恩賜県有林の土地利用権を購入するということです。販売当初の入居者は、この土地利用権(賃借権)を購入して、その敷地に自己の費用で別荘の建物を建てたのです。そして、毎年、借地料を共益費(管理費)とともに地主である山梨県に支払います。

 賃借権料は、土地(所有権)を購入した場合と比べ約半額程度に設定されているといいます。
つまり購入者は別荘取得時の初期費用を低く抑えることができるのです。この割安感もあって、昭和60年(1985)の販売開始時には早くに完売したと言われています(ご近所の先輩に伺うと、良い物件は抽選となりその倍率は凄かったそうです。2回落選しました、という方もおられました)。

 しかもです、中古の建物付き物件を購入する場合は、販売価格には土地の利用権も含まれているのです。

 もちろん、そのかわり毎年借地料を山梨県に支払わなければなりません。しかし、土地にかかる固定資産税が不要となります(どうも賃料には固定資産税相当分が含まれているようです)。
 居住用の木造家屋の耐用年数は33年です(しかし、ログハウスは100年持つとも言われています)。なので築年数の古い木造のログハウスは減価償却が進んで、建物としての固定資産税は相当安くなっています(ちなみに我が山小屋の令和3年度固定資産税は¥23,400です)。

 あまり下がらない土地の固定資産税負担が不要と言うのは大きなメリットといえましょう。借地料は土地を購入した場合に発生する固定資産税がちょっと増えるだけと考えるとそれほどのデメリットにはならないと思います。

 清里の森で300坪ぐらいだと年間の借地料は20万円前後でしょう。管理公社HPの物件案内には、個々の物件の借地料、共益費は全て載っていますの調べてみてはいかがですか。沢沿いの好立地(?)のせいなのか、私の令和2年度借地料は¥220,038でした、ちょっと高い気もします。もっと広い敷地で借地料が安いケースも見かけます。

 なお「清里の森」には、このような(建物付き)の物件と、更地(土地のみ)の物件の2種類があります。中古別荘は嫌なので、自分で好きな建物を建てたいと言う場合は土地のみを購入することになります。もちろんこの場合も土地の利用権(借地権)の購入となりますので毎年の借地料の支払いは必要になります。
 現在販売中の土地のみ物件も山梨県や管理公社のHPに載っていますのでご覧になってみてはいかがでしょうか。500万円ぐらいが中心のようです(上のリンクをクリックすれば、販売中の建物付きと土地のみの両方の物件紹介のページに飛びます)。ざっと見るだけでしたら、このサイトの別ページ(「(新版)中古別荘の価格帯」)をご覧下さい。

 ただ最近はコロナ禍の影響でしょうか、別荘で在宅勤務、リモートワークをするのでしょうか、販売中の物件がどんどん少なくなってきています。私が閲覧して探していた頃は、コロナ以前でしたが、HPで建物付き物件を探すと、PCでネットのページスクロールが3頁分ぐらいあったのですが今は半分以下です。これは、売りに出る物件が減っているのではなく、HPに売り物件が掲載されるとすぐに売れてしまうのではないかと思っています。二地域居住や移住希望者が増えているのかもしれません。

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