森の家計簿

Q&A

森の生活費をまとめてみます(まだ一部ですが)

さて、読者の方からのリクエストでしたね。

下記の3つ

1 物件について。 
”先住者は語る。清里の森で年間を通して定住するためには、最低限これが必要だ!” 

2 毎年の維持費について。 
”3年住んで分かった、実際のお金。別荘は買うのは簡単?続けていくのは至難?” 

3 清里の森で厳しい冬を越すための健康管理。 
”家族はこうして冬を乗り切った・・・” 

うーん、どれもなかなか難問です。でもリクエストいただいて、だいぶ日にちも経っています。

まずは、生活費を調べました

今回、問2 について取り急ぎ11月中にひとまずできている部分で投稿させていただきます。

毎年の維持費です。
ご質問の趣旨は、清里の森で中古別荘はそれなりに価格もこなれてきているし、買うのはまあなんとかなるとしても、続けていくのは至難(そこで暮らしていく場合の生活費や維持費などは意外とかかるのではないか)?
と心配なさっているのではないかと推察しました。

「買う」についてはどうでしょうか、私は自分の手元資金で買える家を探していたので、価格も含めた条件に合う今の家が見つかったら、あとは買うのは簡単でした。

で、「続ける」のも簡単なのです。森の生活費はいくつか数字でご報告しますが、東京での暮らしと比べて余裕のよっちゃんです。
結構、世の中の田舎暮らしネット上には、「田舎暮らしは安上がりと思われているけど大間違い」なんて書いている人もいるみたいですが、そんなことはありませんよ。

では、ここで真実の姿をお見せしましょう。
これはお金の問題、別荘の維持費、田舎暮らしの生活費などをつまびらかにしていきます。

ここでは無駄なお金はかかりません。多少の初期投資はかかりました。
応急の修繕費ですね(これも後で維持費としてご報告します)。

しかし、それも落ち着けばメンテナンス、維持費を用意しておけばあとは食費、暖房費に自治会会費にAmazon代金、通信費ですか。そうだ割と大きいのが燃料代(ガソリン)ですか。

・東京では意外と大きかったのが交際費でした。しがらみからの付き合いで1ヶ月では、ん万円ほどは出て行きます。
・こちらでは古い関係はほとんど切れているので、必要最小限の友人たちが来てのBBQや、たまの東京への出張旅費、ぐらいです。
・被服費も今までも退職後はほとんどユニクロで済ますので極小ですし、さらに森では作業着しか必要ありません。衣類の在庫が山となって処分に困っています。ほとんどは東京の家のタンスで埃をかぶっています。

ではとりあえず、手元のレシートを集計できた費目から、清里の森の家計簿をご覧に入れましょう(ただまだまだ多くの費目について集計ができておりません。何卒ご容赦のほどお願い申し上げます)。

時節柄、暖房費を中心に見てみます
またリクエストには「3年住んで分かった」とありますが、レシート、領収書などを3年分調べるのが大変ですので、直近1年でご勘弁を。

光熱費(灯油代)

我が小屋はオール電化ではないですが、ガスは使っていません。
はじめの頃の記事に書いておりますが、引き渡し時には前オーナー様が使っていた台所のガスコンロが壊れていたので、それは捨てて新たにIHコンロを購入しました。電気工事不要の置くだけの簡単な100V仕様のものなので火力が弱いのが欠点です。

また風呂の給湯器が、使い始めて1ヶ月ほどで故障したため、これも交換。今までのプロパンガスから灯油給湯器に変更しました。
そこで、当時は二拠点居住のデュアルライフを考えていたので、住んでいない時期にも基本料金(月1650円)がかかるのは嫌なので、プロパンガスは解約して引き取ってもらいました。

給湯器と石油ストーブ

したがって灯油は、年間を通して台所や洗面所のお湯とお風呂に使い、夏以外には暖房用の石油ストーブにも使っています。

石油ストーブは大型と中型のファンヒーターが1台ずつと、電気を使わない昔ながらの石油ストーブ(停電時に使用できます)が1台。また大型ファンヒーターは1997年製なので、いつ壊れても平気なように同サイズの大型ファンヒーターをもう一台購入しましたが、幸いまだ使わずに済んでいます。

前オーナー様からの頂き物の石油ファンヒーター、4台中3台が壊れこれが最後の1台。1階はこれ1台で十分暖まります。
タンク容量は6.5L ほぼ3日でカラになります。

全く暖房の必要がないのは7、8、9月の3ヶ月だけです。そのほかの月は多少とも石油ストーブのお世話になっています。一日中ガンガン焚くほどではないですので灯油購入料には現れてはいませんね。
6月も結構梅雨寒でストーブを焚く日もあります。
そこで灯油の購入料が増えた10月〜3月の平常月からの増加分を灯油による暖房費としてカウントしてみました。

なお灯油の価格は、直近1年の年間平均すると105.5円です。
最近数ヶ月は106円/Lで落ち着いていますが、昨年(2021年)秋では、96円/Lでした。
森に来た2019年10月は1Lが85円でした。
その後、2月24日のロシアのウクライナ侵攻による原油価格高騰の煽りで、2022年3月には、110円まで上がり、政府の元売り補助などで今は少しは戻っています。
清里での石油価格はガソリンも含めて東京より高いと思います。

上記の表のように石油ストーブによる暖房費として、およそ年間(冬季)32,000円弱でした。思ったより安いです。
あとは電気による暖房費を見ていくことになります。

薪ストーブは?

ただし、厳冬期の1、2、3月の灯油量が12月より少ないのは、その時期には我が山小屋でも薪ストーブも焚いているせいだと推測します。

お気に入りの薪ストーブですが、煙突が残念イマイチでした、シングル煙突でした。
二重煙突が欲しかったなあ。最近やっと掃除したばかりです。

基本は薪は高いので石油ストーブをメインにしています。
その日の気分によって薪ストーブを焚いたり、しなかったりです。
仮に全て石油ストーブにしていたとすると、灯油は各月最低でも12月と同じ月に80Lは必要だとすると、3ヶ月でもう100Lほど余計に灯油を消費したことになりますので、金額にして10,551円。
これが、薪ストーブによる灯油使用量削減効果と見做されます。

現在は、2020年に我が庭で伐採したサクラとミズナラの大小16本がようやく乾燥が終わって薪として使用できるようになりましたので、それを使っています。一応は無料。あと2、3年は大丈夫かな?

しかし、薪はスーパー等で購入すると1束約900円ほどです。
管理公社でも販売してますが、今年から値上げしたのか昨年は500円でしたが、今は700円(ナラ等)です。
(2022/12/3 追記: なんと管理公社HPで12/1に薪の緊急値下げの記事が載っていました。
 広葉樹が700円→500円、針葉樹が500円→400円(共に税込)、これでスーパーの半額近くになりました。やってくれました。)

薪ストーブではワンシーズンでどのくらいの薪の量を使用するか、調べたことがないのでわかりません。
大雑把に半日で2束、1800円、掛ける30日では、月54,000円。うーん、恐ろしくなります。

光熱費(電気代)

次に森での電気代を見ていきましょう。
これは、2年分の数字がわかりました(一部抜けていますが、、、)。

(追記2023/4/16) 電気料金表を更新しました

 以前の表で欠けていた2022年4月検針分の数字がわかりました。
 また、節電対策の結果の最新の数字も加えて前年度との比較も行いましたので、電気料金の集計表を新しいものに差し替えました。

電気料金の値上がりは恐ろしいほどですが、この冬は幸いにも凍結防止ヒーターの節電対策が奏功して使用量と料金ともに大幅に減らすことができました。

エクセルで表を作るなら1年(12ヶ月)分を1行にすれば、2年分なら対前年比なども載せられるのですが、どうしてもブログでのスマホ画面を考えてしまうとそれは厳しいと思いました。
なので、横に長い表の画面は避けるようにしました。

電気代は、小屋ではもちろんエアコンはありませんので夏はお安いです。
冬は暖房費として、寝室のデロンギ(オイルヒーター)です。
寝室は中型の石油ファンヒーターをメインで使い、就寝前に焚いて深夜からはサブのデロンギに切り替えます。
母は電気敷布をベッドで使用しています。
トイレと洗面所に小さな電気温風ヒーターを稼働しています。

さらに悲しいのが秋、冬、春にかかる水道管凍結防止ヒーターの電熱代です。すごいです
これが寒冷地特有の必需品です。
11、12、1、2、3、4月にはヒーターの電源を入れておきます。

季節に関係なく、通年でかかっているのは、もちろん照明ですがほぼ95%LEDに交換済みです。
あとはキッチンの冷蔵庫、電子レンジ、電気ポット、オーブントースター、それにIHクッキングヒーター(2口)それと洗濯機、掃除機です。普通の家庭と同じです。
そうだ、冷凍庫を買い足しました。冷凍食品の購入が増えてきたので。
あと電気製品はTV2台にPC、ルーターと特段変わったものはありません。

電気炊飯器はありません。
ご飯は全て250gのパックご飯をチンして二人で食べています。
普通に美味しいと思います。
電気食洗機はありますが使っていません。
また一部床暖房(電気)もありますが使用していません。

以上、凍結防止ヒーター以外は、小屋の電気は普通の家庭との違いはないようです。

(2022/12/10 追記 : 以下ご参考までに)
凍結防止ヒーターの問題
「newセーブ90」という製品を接続しています、簡単です(これは3本用、高い!)
家の北側の壁にぶら下がっていた凍結防止ヒーター5か所に全て取り付けています。
ただ、この配管が風呂なのかどこのものなのかはよくわかりません。
この日は暖かく、動作ランプはまだ点灯していません。
更に冷え込んで凍結の恐れが出てくるとセーブ90が判断して電気をヒーターへ流し、ランプが赤く点灯します。

寒冷地では水道管の凍結防止のために、電熱線を水道管に巻いて氷点下になった場合の水道管破裂を防いでいます。設定された環境の温度に応じてサーモスタットにより自動的に電源がオンオフするようになっています。
そうすることで寒い時期には水道管を温めて凍結を防止します。晩秋には、水道の蛇口を捻ると、給湯器を使用していなくても、最初に温かいお湯が出てきます。

しかし万一の破裂防止のためにかなり安全を見込んで電源オンの時間帯が長めに設定されているようです。
気温が6度を下回った段階で、ヒーターの電源がオンになりますが、電源がオフになるのは、気温が16度にまで上昇した時と言われています(±3度の幅があります)。

これを聞いて、え〜っつ?でした。そんなんじゃ、ここいらは冬場は16度なんて上がりっこないです。それではもうずっと電源入りっぱなしじゃん。たまりません。
ヒーター1本あたりだいたい40Wと言われていますので、10本使っていれば、電気代はエアコンを24時間つけっぱなしにしているのと同じぐらいかかると聞いたことがあります。

節電器具・セーブ90とは


そこで、凍結防止ヒーター用節電器の登場です。
電源と凍結防止ヒーターの中間に差し込むだけで簡単に設置できます。
この「newセーブ90」という製品は、細かく電源オンオフを調整して、水温の過剰な上昇を防ぎ節電率90%と謳っていますが、そこまでかどうかはわかりません。
しかし、平成5年に(財)省エネルギーセンターから、会長賞を受賞したと言ってますので効果はまんざらでもなさそうです。

これを5か所(台所、1Fトイレ、など)に設置しましたが、電気代はトホホのまま。
1軒に10か所ほど設置が必要とも言われているので、外からは見えない床下に潜って設置もれ箇所を調べてみないといけないのかも。うーん課題は多い。

(追記2023/4/16)
 その後、屋外だけでなく、床下にも凍結防止ヒーターが多数設置されていることがわかり、ついに2023/1/17にそれら全てに節電器具セーブ90を設置しました。
その結果が、前掲の電気料金のエクセル表にはっきりと現れていて、大幅な節電と電気料金削減につながりました。
詳細は別記事をご参照ください。→「凍結防止ヒーター節電対策完了しました
→「森の電気

(おまけ)
厳冬期には水道管だけではなく、下水(汚水排水管)までが凍結する恐れがあります。
実際の事故の経緯はこっちらの記事に→「冬は平気か・・・

(まだまだ続く)

コメント