清里の森・樹木図鑑Ⅱ

Q&A
かわいい葉のダンコウバイ、かわいい黄色の花をつけると言います。成長が楽しみです。

新たな樹木図鑑第二部(低木の部)のお届けです

発刊の辞

我が山小屋庭園の見上げるような高木(こうぼく)から、視線を下に落とすと、まだ幼い木の葉が目に止まります。葉を手に取って調べることができます。
庭の隅の方には、ひっそりと落葉低木もあります。
 おう、これは良い。そう思ってあらためて周りを見渡すと、中には面白い形の葉も見られます。
○◯とばかり思っていた葉が、よく見るとおや、ちょっと違うぞ、という事にもなりました。
やはり自分と同じ目線で見られるって素晴らしいです。
このほうが圧倒的に調べ易いし、モラルアップもします。
そこでついに第二部 低木の部の発行となりました。
(しかし、第一部にも落葉低木のツツジが2本もお邪魔しており恐縮です)
(どうも第一部がなかなか進まず、これも申し訳ありません。何せ高木は調べにくい)

低木の部

ダンコウバイ

 これは、特徴ある葉なので林住2年で、我が全木調査で発見・同定された木となります。
我が庭には、樹高60cmと30cmの若い木だけですが、隣家には3m近い立派な木があります。
こんな形の葉っぱは他にありません。とてもカワイイです。先割れスプーンのような感じです。
黄色い花もかわいいらしいのですが、まだ見れません。

今年は30cmぐらい伸びてくれました。花を楽しみに成長を待ちましょう。
葉っぱをじっと見ていると、昔やったインベーダーゲームを思い出しませんか? (2022/6/11)

タラノキ

この木も特徴ある直立、棘、春の天ぷら・山菜の王者タラノメの木ということで、我が庭園には貴重な2本です。
栗の木沢上流には、タラノメ畑とも言われる大群落があります。しかし、中には、芽をカッターやハサミで切り取るという極悪非道の輩がいます。そんなことをすると翌年芽がつきません。若葉の根元を優しく指でポキっと摘み取ればまたすぐ出てきますよ。我が家のは1mほどですが、ご近所には3mほどの大きなものが4、5本立っています。

先っぽにタラの芽が顔を出して来ました。あと1〜2週間ほどで食べられます。周りでは水仙がようやく開花。(2022/4/14)

ツノハシバミ

今年度の収穫です。庭の隅っこで発見。葉の真ん中に赤紫色の模様があってびっくりしました。とても目立ちます。高さ50cmと30cmの2本、別々の場所で生えていました。秋にツノのような形の実がなるようですが、まだ小さいので花は無理かな。

樹高50cmほど、葉の中央の模様が目をひきます。(2022/6/3)


あと、まだ調査中ではっきりとはしないのですが、次の写真ももしかしたら、ツノハシバミなのでしょうか。だいぶ大きくなった木です。赤紫色の模様は全くないのですが、葉の形は似ています。

樹高2mほど、葉の模様が全くないので判別が難しいです。愛用図鑑には「鋸歯が所々角のように突出することが多く、やや角張った形になる」「若葉には赤紫色の斑(ふ)が入ることがある」とあり、すると斑がないものもあるようです。ネットの「ツノハシバミ」の写真には、模様が全くない葉の写真も多いです。うちの木は鋸歯がわりと角のように突き出ているようにも見えます(微妙)。(2022/6/5)

ウグイスカグラ

これも今年度、偶然春にかわいい花を発見。薄紅色の小さなラッパのような花の形から調べられました。樹高50cmほど。

《 NO IMAGE 》 申し訳ありません。見つけた時にiPhoneで撮ったはずなんですが、どう探しても見つかりません。もうボケたか? 無ければかわいい花の写真は来春までお預けです。m(_ _)m

サラサドウダン

このかわいい花を見ればすぐにわかりました。ただかなり高いところです。(2022/6/11)

我が山小屋駐車場入口の横に2本、3mほどのよく繁った木があります。
先日、何気で上を見上げると、なんと白いけどピンク掛かった釣鐘のような花がたわわにぶら下がっているではありませんか。
ツツジ科のサラサドウダンでありました。
東京の自宅には、同じ仲間のドウダンツツジがあるのですが、葉の大きさや樹形がまるで違うので、この日まで全く気付きませんでした。
去年までは忙しくて余裕がなく、木をじっくり見たことがなかったのです。花の位置も私の背よりも高いので、去年咲いていたのも気付かずに済まないことをしました。
隣のもう一本の木はさらに高く、花の色も濃く赤紫色っぽいです。
さらに発見、家の裏(北側)に地味に伸びている木の枝を2階の階段の窓から見ていたら、あれまあ、枝の先っぽに、サラサドウダンの花が付いているではありませんか。ちょっと距離がありましたが、間違いなくあの花でした。樹高5m以上ですよ。落葉低木のはずですが、人知れず頑張っていたのですね。

ノイバラ

梅雨の嫌な季節にけなげに白い花を咲かせてくれていました。気づかずにごめんなさい。日本の野生のバラ(野バラ)の代表とも言われます。

蕾もたくさん付けて嬉しいです。もちろん棘があります。駐車場横、サラサドウダンの下でした。(2022/6/24)

バラ科バラ属のつる性の低木。葉は羽状複葉という、3対の小葉と先頭に1枚の、合計7枚と奇数枚数になります。樹高1m。花は白い一重咲きの5弁です。
シューベルトとウェルナーの曲で有名な、ゲーテの歌「野ばら」。この野に咲くばらはゲーテは「赤いばら」と言っています。

モミジイチゴ、ニガイチゴ、ヘビイチゴ

えっ、イチゴって木じゃないよね。そうです、普通のイチゴは草の仲間です。と、これは一旦置いておいて。

モミジイチゴはその名の通り、葉がモミジのように何箇所かに切れ込みが入っている分裂葉をもつ木苺です。私が小学校の頃、よく遠足やハイキングで奥多摩の野山を歩いていると、道端で赤い実のこの木苺に出会いました。しかし当時、へび苺、毒苺だとも言われ、食べていいのかどうか、ごっちゃになって良くわかりませんでした。でも食べましたけど。

モミジイチゴ。冬の間は全て落葉して、棘のある幹でしっかりと立っていました。ただ今春、花は見なかったような。(2022/6/5)
同じバラ科キイチゴ属のニガイチゴ、特徴は葉の裏が真っ白。葉も小ぶり。果実は食べられますが、やや苦いというネットもあった。
白い花は終わったので、実が熟すのを待って確認しますね。(2022/6/5)

今だから分かります。
モミジイチゴ、ニガイチゴはバラ科キイチゴ属の低木、果実は美味です。生でも食べられます。ヘビイチゴもバラ科ですが、草本(ソウホン)つまり草です。果実はまずく食べられませんが、毒ではないです。ドクイチゴと言う名の植物はありません。
皆同じバラ科ですが、木本(モクホン)と草本の違いがあります。
ボーッと生きていてはいけません。
普通の私たちがお家で食べている苺(とちおとめ、あまおうなど)はバラ科の草本です。

ここでうんちく。生物学では正式な呼び方(?)では、木(樹木)を「木本(モクホン)」と呼び、草を「草本(ソウホン)」と呼ぶのです。
さて、その草と木の違いは何?
チコちゃんに叱られますよ、ネットで見る限り、木は年々、幹が太り、大きくなっていきますが、草は、1年から3年ほどで、成長は止まって枯れるもの、ぐらいの理解で良さそうです。
割とその境は曖昧で、竹やバナナ、サボテンなどが???らしいです。

そのバラ科の植物ですが、山小屋庭園にはもう一つの不思議が発見されました。
ナガバモミジイチゴです(と思います)。5月よりいろいろな場所から盛んに葉が出てきています。それも土の上に生えて来ています。まさに草です。私の師匠とも言える樹木図鑑によると、「西日本では3裂して中央の裂片(れっぺん)が長い葉が多く、ナガバモミジイチゴとも呼ばれる」とありました。葉の形はまさにその通りですが、私には木ではないと思われるのです。
山梨は関東ではありませんが、西日本?

モミジイチゴの仲間ですかね? 庭にいっぱい顔を出しています。土から出て来ました。草でしょ!?(2022/6/5)

そこでもう図鑑ではそこから先は無理なので、ネットにお願いしました。
やはり、見つけたいくつかのサイトでも、「ナガバモミジイチゴ 樹高2mの落葉低木」とあります。

その際に素晴らしいサイトに巡り合いました。
どうも私の愛用図鑑の著者の方と懇意な方(らしいのです)が長年調べてきた植物のサイトで、230種の樹木が掲載されています。ちょっとサイト名がローカルっぽいので、内容は素晴らしいのに訪問者があまり多くはありません。開設して10年以上は経つのに、私がお邪魔した時点で、カウンターは256911でした。
調べた結果の文や写真は、無断転載禁止とありましたので、リンクを貼りますのでぜひご覧ください。
「木々@岸和田」
それによりますと、ナガバモミジイチゴはどうも根が地下で横に伸びるらしく、あちこちに新株を出すとありました。
それで我が庭にいっぱい顔を出しているのだと思います。しかし去年のは残っていないのか、それが不思議です。周囲を見渡しても、何年も経って大きくなったナガバモミジイチゴのような木は見当たりません。あんな格好の葉っぱの木があれば見つからないわけがありません。全くナゾです。

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