耐寒生活が終了しました

森に暮らして
雪はだいぶ溶けていますが、目の前の栗の木沢は全面結氷してます。

暖房費はどうなるか

耐寒生活を開始

暮れから正月にかけて、97歳の母を東京の自宅に預けてきたので、しばらくは私は森での独居生活になりました。
そこでエコと言えばかっこいいですが、まあケチケチ生活して暖房費を節減しようと考えました。
どこまで耐寒生活、耐乏生活が可能か、頑張ってみることにしました。

ルール1  灯油代削減。広いリビングでは石油ストーブはつけない。
ルール2  節電する。デロンギは使わない。TVの電源は切って待機電力削減する。
  水道管凍結防止ヒーターの暖めすぎを節電する。
以上のルールを、スキーから帰ってきた1月2日の夕方から実行しました(ただし、2日に帰った直後は石油ストーブで暖まりましたが、、、)

顛末記のご紹介です

以後の様子を時々の日記よりご紹介します。
基本的に日中は極力、戸外で遊んでますのでストーブ不要ですが、天気の悪い日などは室内で1Fのリビングにいます。でもストーブはなし。
夕食後は、ブログなどのデスクワークが終われば2Fの小寝室に行って就寝です。ここでは小さな灯油のファンヒーターで温めていますが 就寝の際に12時ごろには切りますので、20℃に暖まっていた部屋は朝には冷え切っています。でも布団をかぶっていれば寝られるものです。


1月3日晴れ 外気温 -1℃ 室温 2℃  2F寝室 4℃
1月4日晴れ 起床7:30 外気温 -4℃、室内 2℃  2F寝室 5℃
   部屋は寒いし、三が日は過ぎたのでパノラマの湯に行く。 気分最高!
郵便局へ行き、年賀状30枚購入 薪ストーブ点火

写真が暗くよく見えませんが室内は朝6、7時に2度の最低気温後、午前中は4度まで上がり、
4時に3度に下がり、5時に薪ストーブ点火で、21:50に14.5度
ここで薪くべを終了しました。せこい!


1月5日 朝方うっすらと雪、5mmほど。 薪ストーブ点火
     深夜1時まで年賀状コメント書き、室温は4度 外は-7度
1月6日 外 -6℃ 室内 3℃ 2F 6℃
     書き終えた年賀状を郵便局で投函
     スタンドで昨年で空になっていた灯油40L購入。@106円
1月7日晴れ 室温3℃

1月9日晴れ 外5℃ 内4℃ 床下の調査を決行した。成人の日らしい。
1月10日晴れ 7:30 外 -4℃ 内 4℃  2F 7℃
1月11日晴れ 外 -8℃ 内 2℃  テントで暖 辛ラーメン食す

サウナテントの中でカセットガスコンロでお湯を沸かせばそれだけでテント内は30度、暖かくなります。2023/1/11
辛ラーメンは好きなのですが、唇が辛くてヒリヒリするのが難。
コンロの後ろにはカセットガスストーブを先輩からお借りしましたが使わずに済みました。

1月12日晴れ 7:10 外 -1℃ 内 2℃  テントで暖
1月13日晴れ 7:20 外 -3℃ 内 6℃  テントで先輩とほうとうを食す
1月14日曇り 7:40  外 4℃ 内 6℃  夕方から薪ストーブ点火
1月15日曇り 8:00 外 3℃ 内 9℃ ついにセーブ90購入(Amazonでポチる)
1月16日曇り  8:30 外 4℃ 内 8℃ 昨夜に雨、朝には上がっている
1月17日晴れ 床下に潜る セーブ90設置(詳細は別記事にしてます)
     ゲゲゲ、夜TVでクロ現(クローズアップ現代)で「あなたの家は寒過ぎ?」をやっていた。
     寒さの血管収縮で脳卒中とか心筋梗塞とかで随分と脅かされた。
1月18日 効果覿面(てきめん、ってこんな漢字だったのか?)です。朝の台所の水道は冷たいまま、全然あったかくならない、やったね! さて今日は母のお迎えを控えて家の大整理
1月19日 母を迎えに東京へ日帰り。これにて耐寒生活は終了といたします。

(追記)1月22日に灯油40L購入しました、@106円変わらず)
    10年に一度の寒波が来た25日朝は、外 - 12度、室内3度でした。
    2F寝室は、デロンギをつけていたにもかかわらず、15度とちょっと冷えた。

耐寒生活の総括

いやいやクロ現に言われるまでもなく、ここまで寒いと体に良くないし、普通の生活ができない。

たっぷり着込めばある程度、ボディは大丈夫、足も厚手靴下に裏地ボアのルームシューズで大丈夫。
ただ手が困る。完全にかじかむ。
手袋をしましたが、室内生活では不便ですね。
もちろん台所仕事はできない。

手袋ではiPadが使えない、iPhoneもだめ。まだ筆者は指紋認証です。とほほ。

しかも、2、3度の室内だと、バッテリーが消耗してしまうのか、すぐ残量1%です、との警告が出る。
iPad Proでは、使い始めて30秒ほど経つと突然電源が落ちてブラックアウト。
充電コードを挿せばすぐに回復はするのですが。よろしくないです。

ブログはMac miniでキーボードとマウスで凌ぐ。
その場合、電熱膝掛けを腰に巻いて作業します。

あとは戸外で作業しているのと同じなので、寒さから鼻水が垂れます。
いちいちティッシュで拭くのも面倒なので、室内でも手拭いか大きめのバンダナを首に巻いてます。
それで鼻を拭きます。便利。

テントは意外と使えました。
天気が良ければそれだけで中は暖かい。
寒い日でも少しの暖房ですぐに暖まります。
カセットガスがピッタリです。備蓄します。
薪はやはり面倒。

いい点もありました

部屋が冷蔵庫と同じ温度なので、冷蔵庫は電源を切って扉を開け放っていました(ウソです)。
 購入した食材は、カゴのままユーティリティルーム(物置)に置いておきました。
 これは便利です。
また室内と屋外の温度差が少ないので、窓のアルミサッシの結露がないです。
これは気持ちいいですね。
部屋をガンガンにあっためると、翌朝の窓の下半分はビショビショですが。

缶ビールももちろん物置の床に置いていて、いつでもすぐ飲めます。
キリンホームタップを月2回とっているのですが、サーバーに生ビールのボトルを入れても電源入れずにそのままで飲めます。

やはりクリーミーな泡がうまいと思わせる。冷やさずに飲めるので便利なり。この時は電源無用。

普通、電源を入れると内蔵の冷却器が結構ウンウンとうるさいのですが、静かでいいです。
これも節電につながります。

キッチンは普段は暖かいので、食器棚の扉を開けると、中の冷気が急降下してくるのですが、この時は温度は同じなのでその心配はない。
オリーブオイルも2〜4度くらいだと凍っています。蜂蜜が低温で固くなるように、ゼリー状に白く濁り逆さにしてもなかなか出てきません。なので、使う油の量が出過ぎずに、うまくコントロールできます。7度だと元の透明サラサラに戻ります。
以上、負け惜しみでした。

結論

寒い時は外に出ればいいのです、体を動かせば暖かくなります。
寒さを我慢して室内にいることはないですね、体に良くない。ストーブつけましょう。
でも、2度、3度の室内でも2週間は暮らせたという経験は良かったと思います。
災害時、非常時への気持ちの備えとして。

停電時は、暖房は石油ファンヒーターは使用できないので、薪ストーブと、電気を使わない対流式石油ストーブがあるのでそれが使えます。石油が切れたら、薪は一冬分くらいはあるでしょう。

炊事はキッチンのIHコンロが使えないので、しばらくはカセットガスコンロに、コールマンのツーバーナーですが、ホワイトガソリンはすぐに無くなります。その後はサウナ用の薪ストーブでの調理でしょう。
冷蔵庫は、中の物を物置に移せば平気ですが、冷凍庫はダメですね。

お湯はウチは給湯器が灯油なので停電ではダメですね。でもプロパンガスでも停電時は給湯器はアウトではないかな(瞬間湯沸かし器なら使えるらしい)? 風呂は諦めざるを得ないです。

また問題は、停電すると水道管凍結防止ヒーターが稼働しないので注意が必要です。凍結されては水が使えません。夜の間は水を出しっぱなしにしておく必要があります。
断水になったら、栗の木沢の水を汲みに行きます。多分飲めます。

さてその効果は?

耐寒生活によって得た経験と共に、暖房費節約という金銭的なメリットも期待したわけですがどうなったのか?

まだ電気代の結果が出ていません。
別記の凍結防止ヒーターのセーブ90による節電効果が判明するのにもうしばらく時間がかかります。
来月でしょうか。

灯油代は、1月22日に40L購入したので、1月の灯油代としては、80Lなので例年同様です。
ただ上手くいけば2月分に節約効果が出るかもしれません。
良いご報告が出来ると良いのですが。

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