晩めしの支度をしながらTVをつけたら、第三者委員会の会見何ちゃらが写っていた。途中からなので、CXがなんとか、と言っているが、ナニ?CXって。
うーん、でも面白そう。Nさんのセクハラ?性暴力?問題から話がどんどん大きくなって、母なんか「まだこんなことやってる」と呆れている。

発端はN氏による性暴力事件でありますが、、、
しかし、yuchanは、林住管理人としてではなく、一国民としてこの問題に重大な関心を寄せています。
それは◯ジテレビだけではなく、全てのテレビ局が巨大化し、奢り、言論機関としての矜持を忘れてしまった現在の姿を見て、筆者は深い絶望感と憤りを感じているからであります。
そんなこんなで、TVの委員長さんのお話を聞いていたが、ある言葉に、筆者のセンサーがまた反応したのです。
時は、委員長が「類似案件」について解説していた時だ。
途中から見たのでよくわからないのだが、どうも分厚い調査報告書を配っていて、その解説をしているようだ。
で、類似案件とはどうもNさんのやった件ではないが、同様の事案があってそれに触れているみたい。
それが「テラスハウス事案?」と「ジャニーズ事務所関連」とのこと。
そう、2、3日前だったら、我が小さなだいぶ萎縮している灰色の脳細胞は「テラスハウス(テラハ)」なんちゅうー言葉を聞いても右の耳から左へと素通りしていたはず。
しかし、なんたる偶然、いや神の啓示があったのか、27日の木曜日に、たかね図書館で借りてきた「SNSの暴力」の本(毎日新聞出版)に「テラスハウス」が出ていたではないか!
テラスハウス事案とは
まじめな林住読者の方々はご存じないとおもいます。
筆者もテラハなど全く見たことも聞いたこともないのですが、若いプロレスラーが自死したニュースは記憶にありました。
何年か前だ。
彼女がネットで晒されて「死ね」とか「消えろ」と言われ、書かれ、リストカットをしたりして、その後に自ら命を絶った事件だ。
その辺の事情は当時も筆者も報道で知って、気の毒になぁ、と思っていた。
しかし前掲書によれば、そのテラハという番組は、◯ジテレビの番組で、恋愛リアリティショーみたいなものらしい。

リアリティ番組ですが
リアリティ番組とは一般視聴者が台本なしで普段の生活をカメラが撮影して公開する形式のテレビ番組です。
筆者の個人的意見ですが、これは個人の生活のプライバシーを覗き見したいという視聴者の欲望を満たすことで人気を博していると思えるのです。
*(注)リアリティ番組と言えば、ジム・キャリーの映画の「トゥルーマン・ショー」(1998)が記憶に残っています、昨今の問題を鋭く突いた問題作でした。後程ご紹介しますね。
そこでなんと言語道断の番組スタッフの◯ジ局員によるヤラセがあったんです
(巷ではいわゆる「コスチューム事件」と言われているらしい、詳細はのちほど)。
結果として炎上して、若い命を自らが断つ結果になってしまった。22歳ですよ。
これが今回、筆者が戯言をぜひ書かねばならぬ、と思った次第です。
もう許せぬ‼️

実に生々しい。本音がにじみ出ている。いやだね。二人の関係性がよくわかる内容だ。
第三者委員会、よくやった。
さてテラハ事件の詳細ですが、これは2019年秋から、若手人気プロレスラーが登場しています。
この番組は若い一般人の男女6人がしゃれたシェアハウスで共同生活を送りカメラがその日常生活を追うというリアリティ番組です。
しかしその出演者たちは制作の〇ジテレビ側と次のような「同意書兼誓約書」をかわすのだ。
そこには「私は、(中略)撮影方針(演出、編集を含みます。)及び待遇等本番組を製作及び配信・放送するために必要な一切の事項に関して、全て貴社らの指示・決定に従うことを誓約します。」とかなり(事件後の弁護士の見解では、)一方的な内容を押し付けられています。
「コスチューム事件」とは
シェハウスで共同生活を送る彼女はプロレスの試合で着る大切なコスチュームを洗濯機に置き忘れ、あやまってそれを若い男性が洗濯機で洗濯・乾燥してしまい、縮んで着れなくなってしまうという事件がおきました。
みんなで集まった際に、命と同じくらい大事なコスチュームが駄目になってしまったため、謝る男性をなじって叱責し、かぶっていた帽子をはたき落としてしまいました。
このシーンが番組視聴者から猛反発を喰らい、SNS(ツイッター)で炎上してしまったのです。
2020年3月末のことでした。
そして彼女は手首を切って自殺未遂を起こします。
その後も番組配信は続いています。
さらに5月18日に「コスチューム事件」がついに地上波で放映されました(*)。
*(注)前掲書によるとどうも3月末に公開されたのは動画配信のNetflixとのことで、TV地上波での放送は5月18日らしい。
それ以降ツイッターやインスタグラムでは誹謗中傷が毎日100件も届くのだ。
5月23日未明、ついに彼女は自宅で自らの命を絶った。
彼女の母が語ったのは驚きの事実
毎日新聞の取材班は彼女の母に連絡をとり取材を申し込んだ。
亡くなって1ヶ月余りがたったころ、「彼女の死の真実を皆様に知ってほしいというのが私の願いです。」と取材に応じてくれた。
亡くなる1週間前、車の中で彼女は母に語った。
「(洗濯した男性を)ビンタしろとスタッフからあおられた。
(プロレスラーだから流石に危なくて)ビンタはできないから帽子をはたいた」
目に涙をためていたという。
「カメラの前でキレろって言われて」
前掲書20、21頁より、一部抜粋 ( )内は拙者の説明です
なんということだ、面白く、視聴率アップさせるために過剰な演出を行い、派手なアクションを強要する。
出演者の自然な対応をカメラで追うのではなく、制作側が演技をさせているのだ。
若者言葉なのか「あおり」と言っている。
まさに漢字で書けば「煽り」、『煽動:人の気持ちをあおり立てて、ある行動を起こすようにしむけること。(岩波国語辞典・第二版)』である。
筆者が思うに、過去にTVドキュメンタリー番組で何度も問題となっている「ヤラセ」と同じではないか。
しかも出演者は断れない状況に追い込まれている。
前掲の「同意書兼誓約書」には誓約条項に違反し放送・配信が中止になった場合、制作費を「これを無条件で賠償する」となっているのです。
2020年7月3日、記者会見で、○ジテレビは、演出を「無理強いはしていない」「演出とは段取りなどのことで、スタッフの言うことをすべて聞かなければならないということではない」という。
これはNさん事案での1回目の記者会見と同じような逃げと保身の姿勢でしかない。
前掲書での母親の言葉は今でも突き刺さる。
「パワハラやセクハラの加害者の論理と同じ。加害側が『無理強いしていない』という感覚でも、被害者側は違う」
前掲書 23頁
(To be continued)
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