サウナテントをリフォーム

テントサウナ
サウナテントをリフォームしました。

3年目でだいぶ傷んできたサウナテントを補修しました

 今年はいい天気の日が少なく10月はサウナは1回も入れなかった。
雨が多く薪が湿っているのです。
秋晴れのいい天気は長くは続かない。
予報では午後から降り出すらしい、当たらないけどね。
今夜はいよいよ大統領選の投票です。

でも資材はポチってあり届いているので、よし、やるぞ。

最初はタープの補修(2024/11/5)

ロープを外して、センター広場に持ってきて拡げます。
ヘキサタイプなので形が長方形ではありません。

タープを裏返しにして破れている箇所をテープで補修・補強する
不思議なことに、タープの左半分だけはとても綺麗で破れているところがほとんどない。なぜだろう。
補修のたびに使うテープが違うので、4色のテープが貼られている。
これはダメだろうと思っていた一番安い黄緑色の養生テープが意外にも健闘している。
補強した部分はまだ持ち堪えている。
そのほかゴリラテープも使っているが養生テープの何倍も高くてすぐに無くなってしまうのに、効果がおんなじならとても残念だ。

今日は幸い、風がほとんどない。
風があるときは拡げてもあっちもこっちもヒラヒラとめくりあがって、もう大変。
石を6箇所に置いてもその間がまくれ上がる。
前回は駐車場で拡げた(雪も積もっていたので)が、今回はすぐそばのセンター広場(自分でそう名付けてます)でできる。
台地の草もほとんど枯れてきて残っているのはほんの少しなので邪魔にはならない。
穴が空いていると雨が降るとどうしても下のテントが汚れてしまうし、小さな薪棚も濡れるので前から直したいと思ってました。
テントの本体は汚れてはきましたが、それほど損傷はありません。
骨組みポールの差込部分が、縫い目が破れてきましたが、大きな問題ではありません。
ということで、サウナテント本体についての補修はいたしませんでした。

煙突まわりの改良

ダメになった部材を交換

テント本体ではなく煙突周りがヤバくなっています。

・赤く錆びてボロボロになり欠けてしまった煙突トップは初代クッキングストーブホンマR S-41の物(2019/12購入)だったのでこれはしょうがないです。
 2台めのストーブの煙突トップはまだ使わずに残っていますのでそれと交換します。

・黒いぼろきれのようなものは煙突とサウナテントの隙間に囲っていた不燃シート。
熱でやられてしまった。これは想定外だった。
カーボンフェルトで耐火・難燃のはずだったが甘かった。
耐熱温度700度とあったようなのだが、、、
短時間であれば耐えれても、1時間以上も煙突と接している部分はやはり無理だったか。

・白いビニールチックのシートは、サウナテントの上に被せて、煙突からの火の粉を防いでくれるもの。
安い防炎シートだったので、火の粉が落ちたくらいでは大丈夫でしたが、煙突と直接触れた箇所があって、そこはもう溶けていました。危ない危ない。
サウナテントに被せて煙突を突き出す部分に穴を空けたのですが、位置が悪くずれてしまったのが敗因でした。
この三つを新品と交換しました。

新しい防炎シートに正しい位置に穴をあけて、サウナテントにかぶせて上から煙突を差し込みました。

サウナテントは煙突を外に出すための、建物でいえば「メガネ石」のような穴が空いています(下の画像)。
その部分(どうも「煙突口ガード」と呼ばれるらしい)はステンレス製の煙突貫通部分のステンレス製の輪っかとその周囲の、通常のテント生地とは異なる素材でできていますので、そこから煙突を突き出せば安全です。

しかし、わがサウナテントの場合、その上に防炎シートを被せますので、それと煙突との接触部分の耐熱対策が必要になりました。
今までのカーボンフェルトではだめです。
そこで今回は高品質グラスファイバー 玄武岩繊維 耐熱温度1600度 というやつを仕入れました。
煙突温度は200度〜300度ぐらいでしょうから今度は大丈夫なはず。
サーモバンテージという耐熱布で5mを煙突直管に巻きつけ、針金で止めました。

こうすれば防炎シートは高熱の煙突には直に触れないので溶けることはないはずです。

テント内部から見ると煙突出口部分はこうなります。
煙突直管に耐熱布が巻かれているのがわかります。

ただ今回の耐熱対策の結果、煙突の出し入れ(抜き差し)がかなり面倒になりました。
煙突直管に耐熱布を巻いたことにより太くなったため、テントの上からしか差し込めないことになり、煙突を持って脚立に上がっての作業になります。
今まではテント内の下から穴の上に差し出す形でできたので楽でしたが、かなり長い煙突を持って自作のグラグラする脚立に上がり、上から煙突を差し込むのは無理がありました。
この対応が難しいです。

すでにかなりさびが出てきた煙突に新しい煙突トップを付けました。  (2024/11/5 13:16)
紅葉の中に煙突が溶け込んでいます。


新しいT型煙突トップを先端にはめたら今回のリフォームは完了です。
4時間で雨にも降られずにできました。
残る課題は煙突穴に隙間ができていますので、安全性を確保した上でそれをどうやって埋めるか、考えています。

ご参考までにお読みいただければ幸いです
・なぜサウナ歴50年がテントサウナなど始めたかをお伝えします→「8月②テントサウナ実証実験
・テント選びや常設化の対策などは→ 「2年目のテントサウナ」

さて、尺が余ったので余計な話ですが、ご近所の先輩と話をしていて、「今年のプロ野球の日本シリーズで優勝したのはどこか知ってる?」と聞きましたが「知らない」との答え。
「プロ野球は見ない」とのこと。
この先輩は趣味が偏っていて、クラシックとYouTubeと電気自動車。

確かに小生も見ないのですが、ニュースではやってるでしょう。
でもメディアの露出度は全く少ない。
アメリカのワールドシリーズの陰に隠れてほとんど見ない。
その先輩もドジャースの優勝は知っていた。

しかしTVのニュースで聞いていて、??と思ったのが、「大谷翔平、悲願のワールドシリーズ優勝です、ついに世界一、世界の頂点に立ちました!」てなこと言ってる。
まあ、米国の「ワールドシリーズ」という大会で優勝したのはわかるが、「米国一」と言ってほしいよね。
いくら米国が何でも世界の王者かもしれないけど、「野球で世界一」と言い切るのは如何なものか。
一応、日本でも野球はやってるし。

で、日本一は?   DeNAです。
でもDeNA(ディーエヌエーと読みます)って何? です。私も知らない、調べると横浜の球団で「ベイスターズ」らしい。
昔はなんだった?で調べると「大洋ホエールズ」。
これなら知ってるよ、マルハだったよね、缶詰か?ソーセージ。
林住管理人も小学校時代は野球やったよ、下手くそだったけど。みんなやってたからね。
ユニフォームなど買えなくて、古くなった白いトレパンを短く切って、母に裾にゴムを入れてもらって細くして履いてたな。
友達はやはり巨人ファンが多かったが、私は西鉄ライオンズ。
稲尾和久投手や中西太が好きだった。
今でも昔の名前で残っているのは、巨人と阪神ぐらい?だっけ?

で、この余談の本題は、そう日本のメディアだ。
いや、メディアの問題ではなく日本の世の中そのものか。
今日本で明るいニュースと言ったら大谷しかない。
なんたルチア!
悲しい、暗い日本の未来。
情けないヴァンフォーレ甲府(ご存知ないとは思いますが山梨県唯一のプロサッカーチーム、2部です)。
ここで筆を置きます。
さ、サウナでもやるかぁ!

(追記 2024/11/13 サウナに入る、やりました!)

11月11日(月)失敗 煙い

実は11月11日(月)天気もいいのでサウナでもやるか、とテントのタープを外して煙突を立ててサウナの準備を始めました。
やはり恐れていた通り、耐熱布を巻いた煙突を立てるのが難しくかなり危ないはしを渡りました。
やむを得ず煙突も直管を1本外して短くし、T型の煙突トップもつけないまま始めました。
しかも昨夜は雨に降られ薪が湿っていました。
もうもうたる煙がストーブからあふれ出し、まったく引きがないです。
テント内は煙が逆流充満して視界不良です。
これは火事の際の避難訓練のようでもあります。

2024/11/11 12:56 逃げ出したテント内の様子です

もう息も出来ない。目も痛い。喉も痛い。
さすがにもう無理と50度までテント内の温度はなんとか上昇したもののテントから逃げ出しました。

この失敗から2日後、11月13日今日もいい天気です。

前回のリベンジサウナです

あれから2日間晴天が続きました。
乾いた薪を用意して再チャレンジです。

今回のサウナの目的は、栗の木沢のバスタブ湖の補修です。
いつだったか何日か雨が連続で降り続いた日があってかなりの増水で激流でした。
大きな石がゴロゴロと流されてしまい、バスタブ湖の堤防が決壊しました。
その後は大雨が降らず、また沢が渇水期を迎えています。
堤防が壊れているので水が貯まらずなおのこと水かさが浅いのです。
また上流から流されてきた石が川底に堆積しています。
これではバスタブどころか洗面器です。
川底をさらうには川の中に入って石を運び出さなければなりません。
サウナで火照った体で沢に入り川底の石をさらうのです。

さあ、上半身はTシャツ1枚、下は海水パンツにサンダルとなりました。
外気温は15度、そう寒くはありません。

サウナテント内です。
天気がいいので陽が当たってテント内も明るい。
頭には手拭いです。顔は個人情報保護のため、修正してあります。
Tシャツは、大昔ボーイスカウトで伊豆大島にキャンプした時のもの。


11時薪ストーブに着火しました。
前回焚き付け用の紙ゴミを燃やし尽くしましたので、今回は落ち葉で攻めます。
ちょうどミズナラとクリの大きな乾いた落ち葉が大量に溜まっていますのでそれを使いました。
また着火しやすいように、集めていた松ぼっくりもしこたま投入しておきます。
割と順調に燃えています。
ストーブの扉の窓が前回の不調で煤で真っ黒で中が全く見えません。
時々扉を開けて燃焼具合を見るのですが、その時煙が外に出てしまいとても煙いです。
タオルを口に当てて呼吸して凌ぎます。
しかし10分ほどで70度まで上昇したので、一旦外に出て新鮮な空気を吸って沢に行きます。

バスタブ湖は浅く足首ぐらいか最深部でも膝下15cmほど。
石を移動して堤防を修復、水が貯まるようにします。
しかし足が冷たい、いや痛いです。水浴はしません。
テントに戻ると温度は80度まで上がっています。
中で冷えた身体を温めます。
ストーブは高温になっておりストーブ温度計はMAXで針は振り切っています。
薪を投入すればすぐに炎が出て燃え始めます。
最初の頃は煙突からはもうもうと白煙が出ていましたが、今はだいぶ透明に近くなっています。
順調な証拠です。
ストーブからの輻射熱で脚のスネや腿の内側が熱く赤くなっています。
温度は101度ですが、もう薪の投入はやめています。
これでバスタブ湖に戻って修復作業を続けます。

修復なった栗の木沢・バスタブ湖 幅1.5m 縦2.5m 水深30cm 右が上流、左が堰き止め堤防
水面が反射で川底が見えませんが、水は透明、透き通っていてキレイです。
写真ではお伝えできないのが残念。
今回はいつものようにここで全身浴はしませんでした。補修だけです。


さて、今回は沢での水浴はできませんでしたが、サウナ後に外気で身体を冷やしたので3回の温冷交代浴となってある程度のサウナ効果はあったと思います。
サウナの効果のひとつは自律神経のリセットです。
交感神経と副交感神経が短時間で切り替わることで「ととのう」のです。
また血管の拡張と収縮を繰り返すことで血管機能が高まります。

バスタブ湖の修復が終わったらウッドデッキのベランダで缶ビール片手にととのいました。極楽です。

サウナ入門書のご紹介

「マンガ サ道」タナカカツキ 講談社 2016年1月発売

さて、この本は「たかね図書館」で見つけた本です。
図書館や本屋さんではネットとはまた違った楽しさがあります。
これは図書館の司書の方がおすすめコーナーに置かれた本です。
それが私の目に留まりました。
近頃は「茶道」ではなく「サ道」なんちゅう言葉の方が大手を振っているような。
「マンガで読むサウナ道1️⃣」です。
うーん、中を見てみると、オー懐かしい、サラリーマン時代に喫茶店でよく読んでいた漫画週刊誌「モーニング」に連載されていたらしい。
最初は2015年とのこと。
これは昨今のサウナブームの先駆けだよね。やるな。
作者は「タナカカツキ」、知らない。
でも「日本サウナ・スパ協会」が任命した「サウナ大使」でフィンランドにも派遣されたという。
マンガの画は稚拙な感じで私の好きなタイプではなかったが、読んでみるといや、なかなか味がある。
この人、本当は上手ではないか、ヘタウマかと思った。
内容は確かに「サウナ道」だ。入門書にちょうど良い。
まだサウナ経験の浅い人にはとても勉強になるいい本です。
表紙の絵の緑色の女性はロウリュをやってくれ、多分そのままアウフグースをしてくれるのだろう
(熱波師)。(ここが??の初心者の方は参照→「8月②テントサウナ実証実験」)
サ道歴50年の林住管理人にとっても知識の再確認になってよかった。
オススメします。

Amazonで調べるとなんと全6巻だと。6巻目は2022年8月発売とのこと。各巻だいたい700円ちょっと。
レビューも皆⭐️4.6〜4.7 すごく評判いいです。
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以上 

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