東側ウッドデッキDIY補修
崩落原因がわかったところで、対策を考えました。
根太(ネタ)を幕板にビスで止めただけでは、また雨で腐って落下してしまうだろう。
根太の補強はこれだ!
そこで下記の図のように2×4(ツーバイフォー)材を幕板の裏に束柱の間に渡して、その上に根太を置けば充分な支えになるはず(ピンクの編みかけ部分)。
またもや稚拙な設計図で誠にあいすみませぬ。
仮に幕板に止めたビスが効かなくなっても根太は2×4材の上に乗っているので崩落はしない。
グッドアイデアだ。👍 (パチパチ 👏自画自賛)
その横に渡した2×4は両端を、束柱の横に立てた別な2×4材の支柱で支える。
その新たな支柱は基礎のコンクリの束石(つかいし)の上に立てるのでこれも盤石だ。
9月28日 いよいよ作業開始
腐食した根太の交換用に新しい2×4を1380mmに切って2本並べてみました。
そして、木部保護塗料で塗装済みの2×4材を幕板の裏側に渡しました(上の画像の右側)。
2本の束柱の間に渡すので長さは1718mmに切りました。2×4材6ftで取れるギリギリです。
塗料は残念ながら節約のためキシラデコールではなく、もっとお安いアサヒペンの塗料を使いました、しかも3年前に使った残りものです(大丈夫でしょうかね)。
下に四角い7L缶が写っています。色はウォールナットです。
キシラデコールとは若干色味が異なり、やや褐色が濃いみたい。
補強の様子
設計図のように横に渡した2×4材の端に、別の2×4材を束石の上に立てて支えています。
まだ側面を塗っていないので、白く見えています。
この補強のツーバイ材は1mmほど長めに切って、置く場所ではハンマーで叩き込みました。
画像の下に写っている木槌ではパワーが足りず、鉄のハンマーを使うとうまく入りました。
束石と上の2×4の間にピタッと収まった時は快感です。
しかしこの支柱となる2×4をサイズぴったり切るのが難しかった。
2回も切断を失敗して短すぎ、材を無駄にしてしまった。
その後この支柱を束柱にビスで固定すればもう完璧です。
9月30日 作業スペースの整備と新兵器登場
今回の修理では材を決められたサイズに切断しなければなりません。
それも何度も何度も。
ノコギリではかなりしんどい。
丸鋸なら早いし、直線がきれいに切れる。
しかしなぁ、めんどいし、怖い。どうしようか?
ということで、Amazonで「丸鋸スタンド」をエイっとポチってしまいました。
上の画像の左下に鎮座されておるのがそれです。
ただの穴のあいた金属製の小さなテーブルです。
当然ながら丸鋸はついていません。
黒いスタンドの下(裏側)に丸鋸を(上下逆さまに)セットして使います。
黒いスタンドの上に高速回転する丸いノコ刃の一部が出るように穴があけられています。
安全のためにノコ刃には金属製の赤いカバーがかかっています。
安物買いの筆者のチョイスなので本格的なものではありません。
しかし丸鋸は固定されているのでキックバックという恐ろしい現象は少なくとも避けられます。
切断作業を連続して行う際も便利ではないかと考えた末です。
普通の丸鋸での作業は、木材を作業台に置いて、回転する丸鋸をその上で動かしスライドさせて切断します。
このスタンドでは丸鋸は固定されているので、その上で木材をスライド移動させて丸鋸の回転するノコ刃に当てて切断します。
動かし方が逆ですね。
ヤバかった丸鋸スタンド
しかし実際にやってみると実にやりにくい。
ほんと、小物なら、小さな台の上で材を滑らせて切れますが、ツーバイ材の最小は6ftですので、1820mmです。
それをこんな小さな台に乗せて並行にスライドさせて切るのは至難の技です。
最初に2X4の端材で初めての試し切りをした時、上の画像のように途中まではなんとか切り進んでいってもうすぐで終わりのその時に、バンっと木材が吹っ飛びました。
かなり怖かったです。
最後まで切れずに残りの部分が割れて折れています。
キックバックではないので、丸鋸がこっちに飛んでくることありません。
丸鋸は飛んできませんが、そのかわり木材が飛んできます。
したがって死ぬようなことにはならないと思いましたが、それでもヤバかったです(これが「やばい」の本来の使用法です)。
小さな木材では当て木をしないと危険だと感じました。
10月2日 根太の取り替え完了しました
なんとか設計図通りに2×4で補強して、新しい根太を渡した状態です。
根太の塗装はまだなので、白くなってます。
北側から見た画像です。左に幕板の裏に補強した2×4がちょっとだけ見えます。
その上には傷んでいない既存の根太と取り替えた新しい根太が並んで乗っています。
割とうまい具合に傾きやずれもなく並んでくれています。
あとは上に床板を並べればいいのです。
仮置きですが、真っ当な姿に
根太がほぼ治ったので、剥がしていた床板(除く外縁部)を並べてみることに。
割といい感じです。
まだ2、3箇所短い部分での補修、補強が必要ですが、出来上がりのイメージはOKです。
細かい部分の補修が終われば、塗装してビスどめします。
床板に貼ってある緑色の養生テープに書いた数字は、床板の番号で、一番外側(外縁)から順に1番から最も建物側の10番まであります。
この段階ではまだ1番は出来ていません。
あと残るは、今回の崩落の元凶の外縁部の床板(1番)です。
この作業は床板に切り欠きを入れて束柱をはめ込むのですから正確な細工が必要で、これが難しく嫌なのでずっと手をつけられずにいました。
しかし今回はやらない訳にはいきません。
10月3日 切り欠き、お見事です
床板用の2×6(ツーバイシックス)材の両端2箇所に束柱をはめ込む切り欠きを作りました。
まぐれですが、一発で完成です。
ネットで見るとこのような細工は、丸鋸で何本もの切れ込みを入れて最後にノミで削り落としています。
しかしあの丸鋸スタンドではそのような細工は無理です。
狭い場所で使えるレシプロソーと普通のノコギリ(手鋸)を使いました。
実際に置いてみるとピッタリサイズで見事にハマりました。
まさに奇跡としか言いようがありません。2度とできないでしょう。
現場で寸法を測り、そして木材を寸法通り切断する、この二つとも正確に出来なければこの様にはいきません。
誰も褒めてくれる人はいませんので、ブログで自画自賛できるのはとても精神衛生上よろしい。👍
さてさて、ここからまた前線の停滞で終日雨の日が続き、外のお仕事は中断しています、
おかげでブログははかどりましたが。
DIY老人日記 後編としましたが、完成していませんのでもう少し続きます。
またよろしくね。
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