8月はネタがない、いやあったぞ!①

森に暮らして
川の形が変わってしまった栗の木沢

月末の今ごろ(8/27)になって、急に意欲が湧いてきました!

 いつも、清里の森管理公社HPの売り物件ばっかし見ていてエクセルの中古物件状況一覧表を更新していると、なんか他の記事を書く意欲が湧かず、8月は一つも新規投稿できずに、月末で締切に追われる漫画家(私の亡くなった父)みたいな状況に陥っておりました。が、なんと先週の豪雨をきっかけに急に書かなければ!という気持ちが湧いてきたのです。

それも3つほどは記事投稿できそうなネタが湧いてきました。
 このネタは相互に関連しているので順に、①大雨で、目の前の栗の木沢の様子が激変したこと、②その沢でテントサウナの実証実験を成功させたこと、③Amazon広告がついにダメになったこと、です。

時間がないので、それぞれは簡単に記述していき、また日を改めて、項を改めるなり、追記更新なりして内容を膨らませていければと考えています。ぜひ乞うご期待!
ではまずその①

①北杜市に記録的短時間大雨情報

8/24(水曜日)夕方からポツリポツリと降り始めた雨。
午後8時過ぎには、記録的短時間大雨情報が発出されました。
テレビを見ていた母が、画面にテロップが流れ、びっくりしていました。
『ここは大丈夫なの?』母は心配性です。
11時頃にTVで「北杜市、記録的短時間大雨情報、国道141号長沢ー念場原間で通行止め、小海線小淵沢駅ー野辺山駅間で運転見合わせ」と流れていました。
その頃にはようやく山小屋の屋根に打ちつける雨音が落ち着いてきました。

それまでは、ネットのYahooの雨雲レーダーは、いつ見てもXX分後には雨は止みます、と出ていますが一向に雨足の弱まる気配はありませんでした。時間が経っても雨雲は流れてはいかず、次々と発生しているのです。
ですのでそのX X分後の時刻になっても、また黄色い雨雲模様が清里近辺を覆っているのでした。

NHKニュースです。緑色が山梨県ですその左上部分が北杜市、濃い青の雨雲がかかっています。これがずっと動かなかった。

国道141号は、長沢から上、北側の大門ダム近くには、「連続80ミリの雨でこの道路は通行止めになります」との標識があります。まさにこの日は100ミリ降りましたので通行止め。

ご近所に最近入居されたご婦人がおります。その方から「北杜市より警報が出ましたが大丈夫でしょうか」とメッセージが届きました。
確かに甲府気象台から午後7:45に北杜市に土砂災害警戒情報が発表されました。スマホがピロンピロンと鳴ったので何かと思いました。
しかし、この清里の森は安全です。

以前にこのブログでも書きましたが、清里に来る前に下見した甲斐大泉の別荘地は、ハザードマップのイエローゾーン(土砂災害警戒区域)に引っかかっています。もしそこに住んでいたらこの雨なら不安になるでしょう。
その方には、ハザードマップを添付したメッセージをお送りして、ここは安心ですとお伝えしました。

以前の記事のページはこちらです、→「いよいよ現地に<2019/4>
まだご覧になってない方は一度クリックしてみてください。
ハザードマップへのリンクも貼ってあります。そこで「メニュー」の「土砂災害」を選ぶと地図が表示されます。清里の森と清泉寮の間のエリアにはイエローゾンとレッドゾーンが表示されているのがわかります。

翌25日になっても小海線(一部区間)は終日運転見合わせでした。国道141号は通行止め解除です。

県道の通行止めは、1ヶ月後に解除

8月末の豪雨による土砂崩れで通行止めとなっていた県道11号-615号八ヶ岳高原ラインはようやく復旧しました。
清里の森管理公社HPのお知らせに載りました(9月28日)。

この「八ヶ岳高原ライン」は八ヶ岳のふもとを取り巻く長野県側の「鉢巻道路」と北杜市小淵沢町でつながり、南麓を東へ回る、一番高い部分を走る道路です。ずっと進むと県営の八ヶ岳牧場やまきば公園があり、絶好のビューポイントの赤い橋「川俣川・東沢大橋」を通り、そして我が清里の森の北側に接しています。そこは標高1450m。

我が山小屋の被害は?

残念ながら、このレベルの強い雨が降り続くと、我が家の致命傷ともいうべき、物置の雨漏りがひどくなります。
昨年、物置にトイレを増設しましたので、その便器横にポタポタ来ます。
雨が一番激しかった時は、1秒に1滴のペースでした。
雨よけのタライを置いてありますが、水滴がはねるのでタオルを敷きます。
これほどの激しい雨でなければ漏れないのですが、天井裏ももうかなり腐ってきてるかも・・・ああ頭が痛いです。

物置天井の梁の上から滲み出てきて、下にポタリポタリと落ちています。残念也! (2022/8/24 21:34)

さて、栗の木沢はどうなったか?

今まで、入居以来ほぼ3年の間、結構な雨は降りましたが、栗の木沢は濁流とはなりましたが、氾濫するような沢ではありません。深い沢で両側はほぼ崖のような状態で、川幅も広いので溢れる心配はまずありません。
翌朝、沢の様子を見に行くと、ゲゲっ、と仰天です。いつもの大雨の後のように、泥の濁流が波打って流れているのだろうと思っていたのですが、今まで見たことのないような光景でした。

3年間見慣れた沢の姿が全く変わっていました。中央の細いV字の2本の木が、今までの沢の左岸でした。その左は以前は広い中洲でした。
その右側、幅2mほどが従来の流れだったのです。右岸に1mほどの河原があったのですが今は激流が遊歩道の真下近くまでに押し寄せています。
今は左側の元・中洲の部分にも上流から水が溢れ出て新しい流れとなって、今までの左岸は平らになってしまい川幅は2倍以上に広がっています。(2022/8/25)

いやいや、今までの河原にあった石はどこへ行ってしまったのだ。
栗の木沢は、我が山小屋の前で2つに分かれて数十メートル下流で再度合流して、その間に中洲ができていたのですが、激しい雨による流れで左右の分岐点の中央、中洲の前の部分に径が30cmほどの石が山のようにうず高く溜まっているのです。
 上記写真の左上部分です。1mほどは高く積み上がっているようです。
水の強い力で、石があそこまで流され、持ち上げられたのだと思うと、恐ろしくなります。
枯れ木や流木が流されてくるのは今まで当たり前で見ていましたが、10数キロはありそうな石が何十個もゴロゴロ流されるとは、自然の力のパワーには改めて畏敬の念を覚えてしまいました。人間はかなわない。

しかし、災い転じて福となす・・・

これがもう1日経った、8/26金曜日の姿です。水がかなり減ってきています。写真の右が上流から
ちょうど分岐する箇所です。
実は、本来の分岐した流れはこの写真では見えにくいですが中洲の石の山の裏側に流れています。
中央の細い流れは、この大雨で新しく出来たものです。
その下のやや幅広い流れは、従来の本流とも言えるものです。

水が引いてきて、中洲全面を覆い尽くしていた流れは、その中央部が石が現れ、流れは、右岸がわの元からの本流に収束するのかと思いきや、なんと中洲のど真ん中に新しい細い流れができていました。
栗の木沢は、我が山小屋の前で、今度は3本の流れへと分かれてしまったのでした。
こんな姿は初めて見ました。

元からの本流は、形が全く変わり、河原や石の状況も別物です。
ただ、流れの途中に、やや川幅が1.5mほどに広がり、深さも50cmほどのところができていました。

 これを見て、おっ!とニンマリしてしまいました。水に入って腰をおろせば、胸元ぐらいまで水が来ます。足を伸ばしても十分です。ふふふ、これは使える
今までの流れでは、この広さと深さの箇所はありませんでした。深くてもふくらはぎまでです。
これを利用したのがこちら。

ほほほ、サウナの汗を流しています。おー、気持ちいい、極楽です。水もきれい、緑もきれい。(2022/8/27 10:54)

サウナでの水風呂、水浴びに沢が最高の状況になったのです。
今までの流れでは、何箇所か小さな段差の滝の箇所で、横に寝転がればなんとか全身浴ができる程度の深さ、水量だったので今ひとつ残念だったのです。
ここなら3人は同時に水浴できます。
良かったなあ。

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