郵便受けの変遷

森に暮らして
我が山小屋の郵便受けの歴史

郵便受けの過去・現在

我が山小屋のポスト(郵便受け)はDIYで作ったのではありません。
前オーナー様が取り付けられたものです。
同じ製品は「綿半」で今も売っています。
税抜で¥4980、並んでいた郵便受けの商品中では安い方でした。
ステンレス製はもっと高いです。
でも30年超のロングセラーですね(中華製です)。
森の中のお宅でも何軒か「あ、うちとおんなじだ」と見かけます。

例によって、我が日記より

さて、今回の記事はそのポスト(郵便受けのことです、以後同じ)の老朽化による度重なる修復作業の紹介です。
これも我が日記から掘り起こした写真よりご紹介していきます。

2020/7 原初の姿

元は玄関前のウッドデッキ下に取り付けてありました。

2020/7/8 森に来て次の年です。
この日、番地の鉄製数字プレート(3545-XXXX)を貼り付けました。
下4桁は個人情報保護のため画像をぼかしてあります。

ボックス本体の傷みはまあまあといったところ。
トップの屋根のような雨よけカバー(上に跳ね上げて郵便物を取り出します)がかなりヘロヘロに波うって歪み傷んでいます。
材質は何なんでしょうか、スレート?
両側の木の押さえもボロボロ。裏側には「xxx公司」との中華文字が印刷されていました。

まあ、前オーナー氏はほとんど住んでいませんでしたので、このポストも使われることはまずなかったでしょう。
だが今は違います。
林住管理人は98%住んでいますので郵便物もよく来ます。新聞はとっていませんが。
なので、郵便屋さんのためにも玄関前ではなく、道路沿いにポスト(郵便受け)はあるべきです。

なので、駐車場横の道路沿いに支柱を立てて移動させました。
これはもう来てすぐ(だったと思っていたが腰がとても重たくて、2年近く経ってからだったと判明、トホホ)。

2021/8 道路脇に移動

道路脇に移動設置した郵便受け
前日にやっと移動したら、当日早速、高校時代の優等生の級友からの暑中見舞いが入っていました。
2021/8/27  

移設は完了。
これで郵便屋さんはバイクのエンジンは切らずに、片足を地面に付けたままで、ポストに差し込んでくれます。
降りて10m歩く必要はありません。

2021/11 屋根取り付け部の修理

やはり、トップの雨よけカバーの痛みが激しく本体と取り付けてある箇所が木部が腐ってきていた。
その部分を拾ってきた木の枝で交換した。
裏側から見た図がコレ(下の画像)。
道路際に位置しているのがよくわかるでしょ。
右側に駐車場が続いています。

2021/11/30

2022/1 白く塗る

ラッカーが余っていたので、屋根部分を白く塗ってお洒落にしてみました(ほとんど意味がなかったが)。

2022/1/8

2022/7 完成

郵便受けの住居表示板作成中 「北杜市 高嶺町 清里」 2022/7/26 18:30
端切れ板を彫刻刀で彫っている。

今日はずいぶんTodoがはけた。3年越しのポスト郵便受けの住所表示の高根町と清里がほぼ完成。明日最終調整する。
次にウッドデッキ下の波板雨除けの固定やっと完成。
モミジの盆栽作り、遊歩道から移植した。着くかな?

<我が日記 2022年7月26日より>

2022/8/10
完成です。
「北杜市高根町清里」もはめ込みました。
左の岩の前には、森の区画番号を枝で作って丸い陶器の水盤に貼り付けてあります(画像ではぼかしてます)。
その下の黒い石の表札は、東京の自宅で以前に使っていたものです。

2024/2 大雪に耐えて

2024/2/6 大雪警報が出た日でした  ご近所の車がこの前でスタッグしちゃいました 
除雪車が来たのは午後2時過ぎでした
よくがんばってくれました。 2024/2/26 大雪の日です この日は除雪車は朝7時から出動です。

2024/11 魔改造郵便受け

2024/11/21 ついに屋根トップの端のネジ穴がボロボロになり、軸木との接続箇所が壊れてしまった。
石油ファンヒーターを廃物利用
そこで、廃物利用として活躍したのが、壊れたコロナの石油ファンヒーターだ。
前面のパネルを外して郵便受けの屋根にかぶせれば横のサイズがぴったりだった。
屋根材の枠として使える。
縦は長すぎるのでカットする。
パネルの縦をカットして、裏返しにして元の屋根材を乗せて、その上から斜めに木の棒をかませて押さえる。
屋根材の3辺はアルミテープを貼り付けて止めると言う、実にいい加減・テキトーな処理である。
屋根材の裏側に「山東省 XXXX」の文字が見える。
完成です。 2024/11/21 15:11
材料費 ゼロ円。 ちょっと見た目は損をしているが実質上は何ら問題ない。
近所の先輩が目ざとく見つけて、「これ、石油ストーブでしょう」と見破った。

2025/8 魔改造その2

魔改造して1年もたず、ついに屋根材がアウト。ボロボロです。
幸い、石油ストーブの枠は元気です。
ならばボロボロの屋根材は廃棄して、替わりに板を貼ろう、と言うことになりました。

2025/8/25  替わりとなる板材と赤い柄の小型ノコギリです。
この小型ノコギリは刃が非常に薄く、しなやかに曲がって薄く削ぐように切るのにとても便利です。
見事に板をはめ込みましたが、そのノコギリで左手親指を切ってしまいました。
全治1週間でした。化膿はしなかったので助かりましたが、油断大敵でした。
塗装もしました
かなり曲がっているのが残念。 2025/8/25 12:26
茶色のラッカースプレーが残っていましたので、吹き付けちゃいました。
アリ対策もしました
ポストのボックス内部です。屋根を跳ね上げています。母にお手紙が来てました。  2025/9/1 16:17
白いものは充填材。
板の継ぎ目の隙間から小アリが大量に侵入して、巣作りを始めます。
卵をセッセと運んだりしていますので、屋根材を持ち上げて日光を差し込んでおくと、しばらくして巣作りを諦めて出ていきますが、
屋根を閉めて暗くなると、また侵入します。
これを何度となく繰り返していました。
このリニューアルを期に、充填材で隙間を塞ぎました。我が方の勝利となるだろうか。

ここまで我が郵便受けの歴史を書いてきたわけですが、やっと終わったけどこんなのブログに出して誰が読むだろうか、という素朴な疑問が湧いています。
まあいいか。ずっと雨だしね。

(了)

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