下見、そして当日
怒涛の4日間が終わり、ひ孫ちゃんたちがお帰りになりました。
「来た時と同じに嬉しい帰る孫」読み人知らず
さあ、いつもの静かな日常に戻ります。
いよいよバレエだ。
下の画像は最初の下見の時です。
我々の座る場所を確認できました。
16列の一番左端ですので、車椅子を置いておくのに最適でした。
2回目の下見
ひ孫ちゃんたちが帰った後もまだ大変、シーツ3枚に大量のタオルを、コインランドリーに持って行きます。乾燥だけなので¥100。チョーお得、良心的!
そこでついでに下見、2回目です。
朝まだ早い時間なので人も少なく、会場に入ってステージ側から観客席を見てみました。
木の椅子のSS席が3列あります。その後ろの白いイスがS席、これは上の画像から5列あるのがわかります。
その後ろが緑のイスのA席でずっと後ろまで続きます。
ここがよくわからないのですが、SS席の前方、ステージとの間はウッドチップが敷いてある地面にはロープでマス目が仕切られているのです。
これは後で調べると「フィールド席」というらしい。
SS席よりもステージに近いですよね。
ただ近すぎるのかも。また舞台を見上げる格好になります。
舞台の奥の方は見えにくいか?
しかもイスはないので、地べたに座る格好になり、自分でゴザを持ってくるようです。
勘違いしてました
ここで訂正です。だいぶボケてきています。
iPadの「写真」ライブラリーからブログ掲載用に写真を選び、リサイズや編集をしていると、「あれっつ」と、勘違いに気づきました。
この2回目の下見の時は、ひ孫ちゃんたちはお帰りではなかったっす。
朝のコインランドリーはまだみなさんがお休み中に出かけて、下見をしたのでした。
その後に、お子さまたちとピクニックバスに乗って、清里を一周し、駅前でこの白鳥の湖のバレリーナのお写真を撮ったのでした。
翌日には同じく駅前から電気自動車「トゥクトゥク」(タイでタクシーとして走り回っている三輪自動車)にも乗りましたよ。
3回目は当日と同じ時間帯で下見
午後6時15分開場となるので、同じ時間で会場の様子はどんな感じか見て来ました。
7月31日、6時。すでに会場入口ではチケットを確認して、席への誘導を始めていました。
入場待ちの人の列は会場入口前から、上の方へROCKへと続く道に20〜30mほど並んでいましたがみんなゆったりとした雰囲気なので良かったです。
入口前には、トレードマークの水色と赤のスーパーマンのTシャツを着た舩木上次氏の姿が見えます。
たいてい、こうやってお客様をご自身でお迎えされているそうです。
やっと当日
ありがたや、ありがたや。これも神のご加護か、我々の善行の賜物か、晴れています。
18:15 入場開始となりました。
森の方のお力添えをいただき、駐車場から会場まで最短距離で母を車椅子で連れてくることができました。感謝です。
ウッドチップの敷かれた会場は車椅子ではガタガタ振動が来てちょっと嫌でした。
待っている間は、シャトレーゼのアイス(@200円)を食べてました。
さすがシャトレーゼ、安くて美味い。
開演まであと1分となりました。
これ(上の画像)が最後の撮影です。
上演中はもちろん一切写真撮影は禁止です。
丁寧なアナウンスがありました。
「舞踊が終わった後にカーテンコールがありますので、その時はどうぞみなさま写真撮影をお願いいたします」と素敵な声で説明してくれました。
開演です
最初に挨拶に立った舩木上次(ふなきじょうじ)さんが、「みなさん今日はすごいですよ、人間国宝が出演されるんですよ、私も早く見たい!」と言っていた。
「ん? なんや?」
「中村 なんちゃら」とか言っていたなぁ。
そして花火が打ち上げられバレエが始まった。
どうも全部が白鳥の湖ではない見たい。
後で調べたら今日のプログラムでは、第1幕、第2幕は無し。
その代わりに、いろいろな短い踊りがあった。
そして、あのきれいな声のアナウンスがあった。
どうも演目の解説をしている。
「西行法師(さいぎょうほうし)があるところで遊女の、、(中略)、、それは姿を変えた普賢菩薩(ふげんぼさつ)、、、」
えーっ、バレエなのに?
でもわかりました。見ていると紋付きはかまの歌舞伎役者が登場。
おっ、
それに絡んで遊女役のダンサーたちが出て来て踊る。
解説を聞いていたので、なんとなく歌舞伎役者とダンサーの踊りの意味が多少はわかってきました。
そうなんです、これは帰ってから調べたらよく理解できました。
8月2日、3日はプログラムB
しかも初めから今日の演目はprogram B で「時雨西行」中村梅玉、川口ゆり子と書かれています。
この「時雨西行(しぐれさいぎょう)」とは観阿弥による能の演目である「江口(えぐち)」をもとにしたもの。
歌舞伎役者・中村梅玉(なかむらばいぎょく)氏の発案で1998年の第9回フィールドバレエで初演されたものです。
「野外劇場の幻想的な空間に和と洋の舞踊が出会った瞬間であった」と紹介されています。
2000年の海外公演でも取り上げられているそうです。
なんやら無常感とか悟りとか、凡人俗人には縁遠い世界ではありますが面白く観させていただきました。
全12日間のプログラムの内、中村梅玉氏が出演するのはこのprogramBの二日間だけでした。
第二部
そして休憩後に舞台には西洋のお城らしき大道具が並べられて、いよいよ白鳥の湖、第3幕、第4幕でした。
王子の王妃様選びの場面へと変わります。
これも美しき声の解説者があらすじを教えてくれるので、あーそうなの、と踊っている意味はわかります。
悪者役の黒い衣装のダンサーも素晴らしかったです。王子様を誘惑するのね。
そしていよいよたくさんの白鳥たちが出てきて踊ってくれます。
素人には、これでなきゃバレエ見たとは言えません。
白い群舞はこの幻想的な野外劇場の舞台では見事に映えます。
残念ながら、私でも知っていた「瀕死の白鳥」の場面には出会わなかった。
これも後でプログラムをよく見たら、programB の8月3日に「瀕死の白鳥」が上演されることになっていました。
8月2日は別の演目でした。
しかしあのチャイコフスキーのチャーンチャラチャラチャーンチャチャン、聞きたかった。
まあ、ここではオーケストラはさすがに無いので、音はスピーカーから流れてくるのでま、いーか。
ということで9時近くとなり、第2部も終わり、
またあのきれいなアナウンスが流れ、「みなさま、いよいよカーテンコールです、カメラのご用意はいいですか」と親切に教えてくれます。
いい想い出になりました
とまあこんな感じでフィールドバレエ堪能して来ました。
母も、きれいだったね、と言ってくれました。
2列前に顔の長い女の人がいて、ステージが隠れてちょっと見えにくかったのが残念。
清里にいるなら一度は見たほうがいいですね。お勧めします。
この時期、周りのペンションにはバレエを見にくる人で混んでるとのこと。
早い時期にいい席を取られるといいです。
あのステージ前のフィールド席ってどんなもんでしょうね、多少お安いし。
森の人で、フィールドバレエ行っている人、結構いました。
私と同じ日に行ってた人もいて、「あの日はすいてたね」と言ってました。
プログラムのせいかも。「時雨西行」、嫌われたのか?
いや、8月3日は満員御礼と書いてあったぞ、それは瀕死の白鳥のせいか?
まあ、いろいろ日によってオプションが付いていたりするので、どれがいいか研究してみるのもいいでしょう。
あ、そうそう、一番敬遠されている理由は「雨」なのだそう。
私は善行のせいか大丈夫でしたが、7月30日は雨で中止となり、払い戻しされたとのこと。
また8月4日は途中第2幕後に降雨のため終演となってその場合、払い戻しはありませんでした。
テニスの友人はその日にお子さんたちと観に行っていて、残念ながら「子どもたちはそのまま東京へ帰えりました」と言ってました。
自然の中ですので難しいです。
私も関係者の方々の空を仰いで胃がキリキリするような痛み、わかります。
雨の雲が萌木の村の上をさっと通り過ぎてくれることを心から祈っています。
(追記 8月7日最終日 残念、林住管理人の祈りも通じず無情の豪雨でついに第35回清里フィールドバレエは中止で終わりました。また来年の再会を。)
<FIN>
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