清里フィールドバレエ鑑賞記 前編

森に暮らして
清里フィールドバレエ公式HPより

一生に一度の大規模修繕を終えて一息ついていた時、たまたまNHKの新日本風土記の再放送を偶然見ました。7月3日でした。

これがとても良い内容だったので森のニュースに載せてみなさまにお知らせしようと思いました。
ところがこれがNHK➕でやってないのです。
は?なにこれ、なんでやねん、見逃し配信意味ないじゃん。
どうやらBS放送だったのでやってくれないのかと思います。

内容は小海線沿線の紹介です。川上村のレタス農家とインドネシアの若者たちも出ていました。

私は今までベトナムかフィリピンかと思ってましたがちょっと違いました。
森のご近所の女性に聞くと、川上村のスーパー・ナナーズにはインドネシアの食品コーナーがあったそうです。私はナナーズには何十回と行っているのに知りませんでした。
やはりおっさんの視点では気付かない点がいっぱいあるんですね。

さて今回は皆様にお伝えしたいのは、レタス街道ではなく、清里の話題です。

フィールドバレエって

どうも2年前、2022年の取材らしかった。

その夏の清里フィールドバレエが取り上げられていました。
テレビでは野外バレエと言っていたかな。
NHKらしく、商品名の「フィールドバレエ」は言ってはいけないのかしら?
もう三十何年続いていると言っていました。

もちろん私も清里に来て以来、萌木の村(もえぎのむら)で行われている夏の風物詩とも言えるこのバレエのことは知っていましたが、興味・関心は全くありませんでした
バレエの好きな人が見に行ってるんだろう、てな感じで。
私は今まで生のバレエを見たのは幼稚園の発表会を除けば、三十数年前に一度だけです。
女の子を誘ったのですが断られて、隣の席が空いている情けない席でポツンと見ていました。
あまりバレエにはいい印象はありません。

しかしTVで流れる、夜の萌木の村の野外特設会場で演じられているバレエの映像を見たとき、ガーンとショックを受けました。

美しすぎる!

すごい! きれいすぎる(ボキャ貧ですいません)。
夜景に浮かび上がった舞台脇の木々、遠景の山並みのスカイライン、スポットライトを浴びてきらめくバレリーナたち。真珠かダイヤモンドのようです、見事!ワンダホーです。
こんな光景は今まで見たことがありません。
光と影のコントラストが素晴らしい。
ホント、幻想的ってこのこと。

これは私も見たいし、母にも見せたい!と思ったのです。
ぜひ、生で見たい!

チケット取るぞ!

そこですぐにネットで検索、チケットを探しました。
もう私としては珍しく即行動しました。
Googleで「清里フィールドバレエ」で一発検索OK。

チケットは4月19日に発売開始されていましたので、もう3ヶ月近く経っています。
うーん、まだ席はあるか?
この予約システムは楽天チケットなのでオンラインで予約完結です。
楽天はもう長いこと使ってなかったのでパスワードも忘れ、再設定などがちょいメンドーでしたが。

今年の夏のバレエは7/26から8/7までの12日間です(8/1は休演日)。

公式HPより  ここからチケット購入の楽天サイトに入れますが、IDが必要になります。

席はどこがいい?

噂では高い席から売れていくそうです。
母に見せるのでステージから遠くの席では見えず、聴こえずでダメです。
ドキドキしながら空いている席を探します。
だが一番いい席の「SS」はどの日も全て売り切れ。
この時期ではもういいとこは残っていない。
その次に近い席の「S」席では各日程で数個ほど空いていますが、その中で私と並んで2席取れる日はほとんどありません。

S席、16列の1、2でした。

チケットゲットしました 7/4 18:47

ただ8月2日にはS席の3列目の2つ並びの席が残っていたので即座にそれをゲットしました。
ホッ。
日にちや曜日も、「サンデー毎日」の我々には関係ありません。
とにかくフィールドバレエについては無知で初めてですので、プログラムやキャストがどうのこうのなどは全く気にしていませんでした。
日によってキャストも違うことを後で知りました。
なんと昨年は、英国ロイヤルバレエ団でソリストとして活躍している佐々木万璃子氏が金平糖の精を踊られたそうです。

今年は白鳥の湖だということは知っていて、昨年はくるみ割り人形だったので、それよりは自分にとってポピュラーなのでよかったと感じていました(一昨年はドン・キホーテとのこと)。
とにかくなんでもいつでもいいから連続の席のチケットが取れればよかったのです。

ホントは上の公式HPのprogram A、Bや日程表をじっくり見ることが大事だったんですが、、、
これが後でいろいろ影響してきますが。

これで安心。
実際の紙のチケットは後日、駅前のファミマで発券してもらいました。

下見もしました

さて、8月2日までの間に会場の下見を3回してきました。
何せ初めてのことです。
萌木の村の特設会場ってどこのこと?
正直、あまり萌木の村には関心・興味がなく、中をじっくり歩いたことはありませんでした。
なので全く見当がつきません、あの広い萌木の村のどの辺にあるのか全くわかりません。
そこで近所のコインランドリーでシーツやシャツを乾燥機で回している間に歩いて萌木の村に行きました。
下の駐車場から上がって行くことになったのですが、いくつかのショップを過ぎて適当にフラフラ歩いて行くと、オー、高い囲いが現れました。
そこにフィールドバレエの看板が掛かっています。
ほー、ここか。かなり広い範囲に囲いが巡らされています。

2024/7/28  11:17

ありました、ありました。ここですね。
先ほどのフェンス(囲い)に沿って歩いていくと観客席が現れました。
そうか、こんな感じなのか。
地面には新しいウッドチップが敷き詰められ、椅子が並べられています。
オレンジ色っぽい明るい茶色の椅子がSS席です。
やはり一番観やすい特等席のようです。
その後ろにちょっと白く見えるのがS席です。
席の両脇には仮設足場で組み上げた照明と音響タワーが立っています。
タワーの足元の白い椅子は関係者VIP席のようです。
チケット表には載っていません。
さらにぐるっと回って行くと会場入口に来ました。

夜の公演に向けて準備をされています。
そこからステージを見ると、オー、舞台の後ろ正面に夏の富士が見えます。

2024/7/28  11:21 肉眼でもはっきり見えます。

なんというロケーション、こんなに恵まれた会場はありません。
会場は舞台に向かって緩やかに下がり勾配になっています。
素晴らしい!ワンダホー!
舞台脇の両側の木がライトアップされるのだな。
ただバレエの舞台としては私の乏しい経験から見ても、やや幅が狭いか?という感じ。
これはド素人の感想ですので間違っているかも。

舞台の両袖にはおびただしい数の照明群が用意されていました。

ステージを照らすライトの数がすごい。  2024/7/28 11:30
なお、ライト下、右の黒い屋根は35周年を記念して今年新設された常設の東屋(あずまや)です。

さて1回目の下見を終えて、場所と様子はわかったところで、なんとまあ、明日から母のひ孫ちゃんたちがやって来ます。
しばらくバレエはお預け。
とっても忙しくなります、トホホ。 (to be continued )

ご参考までに会場地図です

萌木の村(もえぎのむら)の地図 
国道141号が南北に通っていて、信号のある「清里」交差点から駐車場に入れますが、
ここはすぐに満車になります。

会場入口は上の方ですので、距離的にはRockのある、上から(北から)降りていくほうが近い。
巨大駐車場もいっぱいある。
私は下見ではコインランドリーから、南側にあるP(第1駐車場)を通って北に上がっていきました。

コメント

  1. 市山律子 より:

    清里、去年1人で観て感動したので、今年は母も誘って萌木の村近くのペンションもとり、チケットもSS席のすぐ後のS席2つ取りました。
    そこまではよかったんですが、なんとその日は
    7/30! 昼間は晴れていたのに、夜、豪雨….
    待たされる事2時間半、中止のアナウンス…
    ずぶ濡れで宿に帰り、シャワーを浴びて、次の日、代わりに清泉寮に行きました。
    後日、2人共、酷い風邪をひいてしまい、半月くらいしんどい思いをしました。
    母とはそれ以来ギクシャクしています。

    • yuchan より:

      律子様 コメントありがとうございます。またブログがんばろうというやる気が出ました。
      私らの世代ですと「律子」さんというと、あの中山律子さんです、美人プロボーラーの。
      若い人は知らないだろうなぁ。TV CMでも「りつこさん」っていっぱい流れてました。
      さて、せっかくのフィールドバレエで、お母様とギクシャクなっちゃったなんて残念。
      お母様に清里の悪いイメージが残ってしまったならホント、天に代わってお詫び申し上げます。
      私もこの記事の「後編」でも書きましたように、ホント、わからないですからねここの天気は。
      運です。たまたま私たちはラッキーでした、7月30日の切符は手に入らなかったから。
      8月2日しか取れなかったおかげです。
      30日は確かに夕方から雷雨だったかも。でもそんなのほぼ毎日なんで気にしてませんでした。
      あとで、公式サイトで見ると確かに2時間ぐらい止むかどうか待っていたようでしたが結局は中止決定。
      あの雨の椅子席の向こうに傘をさして待っている人たちの中に律子さん親子の姿があったのでしょう。お気の毒でした。昔は全員にレインコートが配られたそうです。
      しかしこれに懲りず、ぜひまた来年リベンジなさってください。
      ぜひお母様にあの大自然の中での幻想的なバレエを味わっていただきたいです。
                          林住管理人