大規模修繕フォトストーリー(3)

森に暮らして
工事2日目。古いコロニアルの上にガルバをかぶせ、下半分が貼り終えています。

2日目と3日目最終日のご報告です。
今日もいいお天気でよかった。
(リアルタイムでのご報告とはならず、申し訳ございませんでした)

屋根葺き替え(カバー工法)工事

二日目 2024年6月25日火曜

朝から何やらウィンウィンとモーターが唸りをあげています。
そうマキタのコンプレッサーが2台、屋根の職人さんたちにエアーを送っています。
なんでも1台で二つのエアガンのような釘打ち機に圧縮空気を供給しています。
4人の職人さんなので2台必要。

2024/6/25 8:16

下がその釘打ち機と釘のカートリッジ。
今の大工さんは昔と比べると生産性は雲泥の差だと思います。
一本一本金槌で打ち込んでいるのと比べたらもう何十倍も早いでしょうね。

マキタ高圧釘打ち機 2024/6/25 8:16

6月25日 15:49

大屋根東側は貼り終えています。東屋根の上部がまだ残っているようです。

4人でガンガン、ガルバリウムの板金を打ちつけていき、複雑な形状の東側屋根ももうほぼ完成です。
本日はここで終了でした。
事前に工場でガルバは重ね合わせるように折り込んでハゼを作ってあるので、現場では端を寸法に合わせてカットすればいいだけになっています。

課題のDIY

実は25日には職人さんが帰られた後に、DIYの課題が残っていました。
それは屋根木部の塗装です。
屋根そのものは本職さんにお願いしていますが、二十数年の雨風にさらされてきた破風やドーマなどの木部の塗装がはげて白くなってきています。このままではどんどん木の傷みがひどくなってしまいます。
そこで、今回足場を組んでもらっていますので、足場を使ってできるところは自分で塗装します。
お金を節約します。
というわけで、

6月25日16:31

まずはドーマです(職人さんは「鳩小屋」と呼んでいます)。

6月25日16:31 ドーマを見上げて、さて、どうやってあがろうか、と考えています。
写真ではよくわかりませんが、窓側面の木部下半分がかなり塗装がはげて白くなっています。
この部分から傷んできそうです。

明日が最終日なので、今日のうちにやっておかなければ、と頑張ってみました。

この画像はいわゆる「屋根足場」と呼ばれる一般的なものです。
「外壁塗装大百科」(exterior-paint.net)より
6/25 16:48  うーん、足が届かない。
古い塗装を落とすべく、電動ヤスリ(サンダー)と延長コードリールを持って来ました。
サンダーの右に赤いフックに引っ掛けてあるのは、私の墜落防止ハーネス(安全帯)のフックです。

東屋根の中腹に突き出している「鳩小屋」を電動やすり機(サンダー)で古い塗料を落としてから木部保護塗料(キシラデコール)を塗ろうとしているところです。

鳩小屋塗装は断念

鳩小屋を塗るにはこの上の横木(足場)(上の写真の中央部分)に登らなければなりません。
しかしこの傾斜(約45度)と距離、私の身長と足の長さでは届きません。
結構重いサンダーとコードリールを持って上るのはついに断念しました。

屋根足場が前述のような一般的なパイプで組み上げられていたら、できたかもしれません。
しかし、今回の屋根やさんは、垂木を横に渡して止めてあるだけの簡易なものでした。
確かに作業のしやすさとか設置の手間が省けるなどのメリットはあると思いましたが、素人がこれを登るにはリスク大きすぎでした。
しばらくはこの鳩小屋は塗装がはげたままとなります、トホホ。
一応秘策は考えてありますが。

三日目 6月26日水曜 屋根工事完了

6/26 10:51 青い空に白い雲、きれいな緑、とても梅雨空には見えません。
もう昨日登ろうとしていた木の屋根足場は外されています。ここまでは屋根やさんの領分です。

本日、三日目の作業は、屋根やさんが付けた屋根足場を外して、作業中に多少傷ついて塗料が剥げた板金箇所にちょいちょいと塗装していました。
そして10時40分すべての作業が終わり、屋根屋さん一行はお帰りになりました。
足場やさんが組んだ金属パイプの足場はまだ残っています。
これは足場やさんが28日(金)に解体に来ることになっています。

残った課題が大変

さてここからが大変な事態となったのです。
Amazonでポチった追加の防腐剤塗料(キシラデコール)が届かないのです

6月14日に足場やさんによって足場が組み上がってから、屋根やさんが来るまでの間にDIYでいろいろやっていました。
屋根破風の塗装が最大の課題でした。
南側と東側破風についてはすでに足場を使ってサンダーをかけて2度塗りを完了しています。

塗料が無くなったので追加分をAmazonでポチッとしてありました。
本来ならば、翌日配達で、今日(6/26)届くはずでそのように注文しています。
塗料が届かないので、北側屋根の破風が塗れません。大焦りです。

三角屋根の端で建物とのつなぎ目の部分が破風(はふ)です。
常に雨に当たっているので塗装がはげて、白っぽくなっています。
ここを塗りたいのです。 
ただ、足場が南側屋根と比べて、背の低い筆者にとっては上りにくいように思えました。 (2024/6/25 15:51)

クロネコかAmazonか、とにかく困る

ネットで配送状況を確認しても一向に進んでいません。

何度もネットで照会してもこの画面しか回答はない、
「配送中です」と言いながら、この時点ではもう2日もたっている。絶対おかしい!
ラチがあかない、もうプッツンしてます。 6/27 16:02

クロネコの小淵沢営業所にも電話したが、わかりませんとしか返答がない。
26日の段階では、足場の解体は28日なので、まだ明日27日があるので、もう少し待ってみようと多少の余裕はあったが半分ヤケでビール飲んでしまいました。

6/27(木) DIY予定が、、、狂った

実はその日に急に別な工事が入ってしまいました。
これはやむを得ずに始めた屋根工事とは違って、前々からやりたいと思っていたもので、屋根の発注の際に、ついでに工務店社長に頼んだものなのです。
これについても話せば長くなるので別な機会にご報告いたします。


さて、その工事をワクワクしながら見守りつつ、Amazon、ヤマト運輸にいつ届くのかと確認を続けます。
早く届かないと明日の足場解体までに北側は塗り終わらないぞ、と焦ります。
足場のあるこの機会を逃したらもう一生、あそこは塗ることはできない。
悲壮です。

やっとクロネコから連絡が来たのが16時26分。動きがありました。
17時43分、結局、ヤマトの営業所(須玉)にはAmazonからの荷物は届いてない、情報では来ているのですが、ブツは探したがありませんでした。

ナーンてことだ、ネコの中で無くしたのかっ! ひどい!
その後Amazonからメールが来た。
これも酷い内容だ、こころがこもってない。
型通りのコンピュータの作ったものを流しただけだ。
仕方なくカスタマーセンターに電話した。

これは人間が対応してくれたので極めてまとも。
好感度アップしました。
多少怒りも収まりました。

「申し訳ありません、同じ商品を至急再発送いたします」とのこと。
「おー、嬉しい、で、いつ来るの?」
「29日土曜日のお届けになります」
 えーっつ!

それでは遅いワイ、間に合わない、足場が解体されてしまう!
今まで恐れていたことがついに現実となった。
ならば自分で綿半に買いに行かなければならない、しかも行っても同じ色(ウォルナット)と容量のキシラデコールの在庫があるかどうか、無かったらアウトだ。

ところが幸運にも明日の天気予報は雨、ついに4日も続いた梅雨の晴れ間も終わりです。
今夜から雨だそうです。
そこで工務店社長さんに電話で足場の解体を1日延ばしてはくれまいか?と依頼したところ、やはり雨の中での作業は危険なので1日延長がOKとなったのです。

6/28 (金)雨

翌日、予報通りの雨の中、ドキドキで綿半へ行くと、なんとキシラデコールの同色の在庫があり、購入できました(結構ウォールナットは人気の色で品切れが多い)。
オー、ラッキー!
でもさすがに自分で雨の中を足場を上っての高所作業はできません。墜落死してしまいます。
その日は待機して、翌日早朝の作業にしました。
足場の職人さんたちが来て解体する前にDIY作業を完了しておかなければなりません。

6/29(土)

DIY高所塗装作業開始

朝5時に起きると幸い雨は上がっていてもう明るいので助かった。
2階の屋根の一番上は相当の高さゆえ、フルハーネス(安全帯)を着けての作業です。

なにせドシロウトなので着用も上手くいきません、時間もかかるし、ピタッと来ません。
まあとにかく足場から落ちてもロープに吊り下がって助かるように着用しました。
これは6月16日に南側破風を塗った時の画像です。

左側のオレンジ色の太い綱はランヤードと言ってハーネスと足場パイプを結ぶ命綱です。
先っぽにひっかけるフックが付いています。2本あるので、足場パイプを移動する時に交互に手すりにかけ替えて安全第一に作業します。
ヘルメットは無いので、ニット帽で頭部を保護します。
しかしまあ足場も上の方に上がるとビビってきて作業効率はガクンと落ちます。
おっかなびっくりですのでえらく時間がかかります。
自分が落ちる心配もですが、ペンキ缶とかローラーとかの道具を落とす心配も相当なものです。

2024/6/29 6:52 だいぶ上まで上がって来ました。下を見ると奈落の底を見るような感じです。
北側にはウッドデッキが無いので直に地面が見えます。
ちょっと画像ではその感覚がお伝えできていませんが。
ランヤードを2本引っ掛けていますので、落ちても途中で宙吊り状態で助かると思っています。
ただその場合、誰が助けに来てくれるか、ですね。
一応携帯を待っていたと思います。


なんとか昨日買ってきた塗料で時間までに北側屋根の破風の再塗装完了しました。
時間がなかったので、古い塗料を落とすサンダー掛けは省略していますし、2度塗りも当然できていません。
とにかく全部1回は塗りました、ホッ、間に合った。

8:10に足場やさんたちが到着。
解体は3名、うち2名は若い外国人。技能実習生か?
ヘルメットにカタカナで名前が書いてあります。
確かに解体の方が、組み立てよりは簡単そうだ。日本人の若い衆が、手際よく上って足場をバラしていき、下で待っている実習生に放り投げ、下でキャッチ、トラックに積んでいく。
これも午前中に終了して、足場はすべて消えて、我が小屋は元のような姿に戻りました。
屋根は綺麗なモスグリーン。破風の塗装のハゲもなくなり締まって見えます。
残った課題は鳩小屋だけ。
THE ENDです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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