大規模修繕 プロローグ

森に暮らして
この雪が溶けた水が染み込んでくるのはどこだろう

私は如何にしてこの大規模修繕を始めたか

いよいよ梅雨の季節になってまいりました。
私がここ清里の森の山小屋に暮らし始めて最大の<xx>は、
と書いて、この<xx>には何を入れようかと今考えています。

「失敗」ではない、
「不幸」でもない、
「後悔」でもない、
「悲惨」でもない。
読者の皆様もおわかりかと思いますが、いいことではないです。
ネガティブな単語なのですが、ボキャ貧の林住管理人ですので、ピッタリの言葉が出てきません。

雨漏りがする

何を言いたいのかと言うと、「雨漏りがする」ということについて、どうのように自分の気持ちを表現すればいいのか自分でもよくわからないのです。

内見の際にそこまでチェックできなかったのか、
雨漏りの修理の跡はあったけど、今は大丈夫ですと説明がありました。

2F寝室(小)天井の張替え跡。
板の一部が切り取られて新しい短い板が貼られている。
なんとその新しい板にも雨漏りの染みがある。(2020/4/1)

もう少し突っ込んだ質問をして確認をしていればどうなったと思う?
わかっていたらここは購入は辞めていたか?
別の物件を探したか?
うーん

最初の雨漏り(2019)

入居後に実際に雨漏りがしたのは、2019年の暮でした。
引き渡しを受け入居した後、2ヶ月のことです。
まだコロナ前でした。

修理した箇所ではなく、別な場所で発見。
1階の納戸(物置)に水滴が落ちていました。

2019/12/27 1階物置の床に水滴が散らばっていました(白い部分は照明の反射です)。
その上を見上げると天井のはりに雫が垂れていました。

これには驚きました。
1F物置の上には部屋はなく、玄関屋根につながっています。
玄関北側屋根に積もった雪が何日かかけてゆっくり溶けて染み込んで来るようです。
ガーン!

ただ、それがどうした、というかこの山小屋自体についてどうのこうの、と言う気はないのです。
事実をありのままに受け入れています。

なので先の<XX>に当てはまる言葉は「残念」あたりではないかと思いました。

現実には1F物置の雨漏りにはバケツを置いて対応していましたが、
生活する上ではさほど支障はなく、なんとなく雨が止めば忘れてしまいます。
しかし、頭の片隅では、「下に垂れて来るぐらいなので、内部には相当溜まっていたのだろう、
木もかなり腐っているのではないか」、などイヤなことがいつもくすぶってはいました。

緑の折りたたみポリバケツに雑巾とご飯のカップを置いて落ちてくる水滴を受ける。
すでに薄茶色の汚れた雨水が溜まっている。(2022/7/14 22:23)

ただ2階寝室に垂れてくるのは問題です(幸い、ほんのわずかで水溜りになるほどではありません)。

2020/1/22 やばっ! 2F客室に雨漏り水滴、3、4滴ぐらいなのでよかった。

2F大寝室はお客用で、普段は使っていません。
そのため雨の日の数日後に、2、3滴の輪染みを発見したことが何回かありました。

まだ大丈夫と

2020年 10日
2021年 1日
2022年 10日
2023年 5日
2024年 3日
これが我が日記に登場した雨漏りの日数です。
大半は1階物置ですが2階寝室にも年に1、2日水滴跡が見られます。
これ以外に日記に書かなかったケースもあったはずです。

雨漏りを残念と感じつつ、だらだらぐずぐずとそのままにしていました。
もう5年も放置しています
私のダメな性格ゆえです。

ついに決心

そこでついに一大決心をして屋根の全面修理をすることにしました。
(この一大決心をしたきっかけはまた情けないことなので、別記事としてご紹介する予定です。)

現在の屋根材はコロニアルです。これはスレートとも呼ばれ、セメントなどの原料で作られた、天然の粘板岩のような薄板状のものです。
もう塗装が白っぽく剥げてきています。
「塗り替え」という対策もありですが、我が小屋は、築25年なので耐用年数としてもそろそろ限界のようです。
何ヶ所かにひび割れもあるように見えます。
ついに屋根全面を葺き替えることにしました。
ただ現在のコロニアルの屋根を剥がすのではなく、その古い屋根の上から新しく屋根を被せるのです。
カバー工法と呼ばれ今ではかなり一般的な方法のようです。
素材はこれも今は主流になりつつあるガルバリウム鋼板という金属板です。

そう、もう屋根葺き替えはガルバのカバー工法で一択という感じです。
そこで残った問題はお値段です。
いくらになるのか、予算的には今までちょこちょこ聴いてきた相場観からすると200万前後だろうと腹は括っていました。

これについては長くなるので別途ご報告する予定です(予定ばかりですいません)。 m(_ _)m

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