近況報告 ー 初の結露だが嬉しい

森に暮らして
山小屋の窓を二重窓にしました

今朝はだいぶ冷え込んだのだろうか。
昨日は疲れていたのか、朝の7時のアラームも消してしばらく寝ていた。その間になぜか昔のボーイスカウトの頃の夢を見ていた。
そうだ、昨晩は11時から「坂の上の雲」の再放送を見ていたのだった。
現役の時には見ていなかったから。
起きたら8時すぎだ。

9月23日、窓にはもう露が

2階階段の窓のハニカムスクリーン(御簾<みす>ではないです)を上げると、
「少納言よ、香炉峰(こうろほう)の雪はいかならん?」な〜んて、いま流行りの光の君じゃあないけど、なんと窓ガラスが露でいっぱい。
あれれ、もう結露かいな。
1階に降りていつものように部屋のカーテンを開けると、やはり窓にはみな露が一面についていて、下のアルミサッシには水滴が溜まっていた。
おー、これはこれは。 もう冬か。
暑さ寒さも彼岸まで、か。
夏はあっという間終わるな。

1階の西窓です。中央に縦に2本見えているのが、新たに取り付けた樹脂窓です。
暗くなってよく見えないですが、部屋のログに合わせた木目調でとても気に入ってます。左側に寄せて開けている状態です。
結露しているのはその外側の既存のアルミサッシの窓です。
もちろん閉めてあります。(2024/9/23 8:10)

でも、筆者はここでにんまりとしたのです。
そのわけは、、、、ジャーン、今月内窓(インプラス)を取り付けたのでした。
内窓(うちまど)、二重窓のことです。

内窓(インプラス)

ふふふ、そうか、もうそんな時期になったか、
では今日からは寝る時は窓は内窓もきちんと閉めねばならぬな。
てなわけです。

冬の寒さ対策の最終章、林住管理人はついに内窓に手を出したのです。

今ネットで見ているとやたら広告で内窓補助金、とうるさいのです。
こっちはもう工事も終わって支払いも済んでいるので、今更ネットの広告をクリックなぞしませんがな。

そう、確かに私、1、2ヶ月前には、内窓、二重窓、インプラス、防寒、断熱、結露などのキーワードで検索はしてました。

ネットで検索、窓断熱

LIXILのHPより
「インプラス」というのは内窓のLIXILの商品名らしい。
相当窓から熱が逃げていくようです。
リノベをすると省エネということでお国(政府)の補助金が出るとのこと。「先進的窓リノベ2024事業」でほぼ半額近い補助金が、、、うれしいです。


今、ネットではユーザーの打ち込んだ内容をチェックして(クッキーを利用してます)、関連性の高い企業にその情報を与えてそのユーザー個人に向けたCMを送信・表示することが非常に増えてきています。
しかも最近はそのCMの画面を消す(閉じる)✖️印が非常に小さく、どこにあるのかわからないようにわざとしている。
けしからんです。
見たくもない広告を無理やり見させられる。
ムカつき、イラつき、不愉快度がマックスになります。
サブスクの契約の解約方法がわかりにくく、どうやれば解約できるのかがさっぱりわからないようにしているのと同様の魂胆です。ホントいやらしいとしか言えない。
一応どこかには書いてあることはあるので、お役所からは文句は言われないように作ってあります。
売るためには人の道に外れたことまでする。
それを勧める悪知恵にたけたものがいる。
まさに商人道徳地に堕ちたり、です。

我が林住ネットのブログはその点、広告なしでスッキリ、さっぱりで安心して読めます。
広告なしでNHK的な良心的仕組みの秘密は、林住管理人が、このご覧のサーバー(X server)の料金(サブスク)を支払っているためです(偶然ちょうど一昨日、2024/9/21が支払日でした)。
ちょっと値上がりしたのが悲しいですが、10月からの1年分で¥13200、
必要経費で落としたい! m(_ _)m

見積もりが早い!

とまあ、筆が滑ってしまいましたが、
あるとき、ご近所さんが内窓の工事を考えています、という話を聞いて、では拙者も、とついつい、屋根工事の工務店社長さんに話したのがきっかけです。
やはり、こういう話には食いつきが早いです、すぐに工事担当の業者さんを連れて見積もりをしにやってきました。
これが7月25日。
8月2日にはもう第1回見積もりが出ました。

なぜ決断したのか

今の窓は全て前のオーナーさんが施工されたペアガラス窓です。
それはいいのですが、サッシがアルミでした。
当時としてはそれなりのいい断熱窓だったと思いますが、残念、冬はサッシがキンキンに冷えます。

2023/1/25  窓ガラスの結露の水滴がサッシに溜まり氷になっております。
オンザロックが3杯分は作れるほどです。

我が日記には、清里にきた最初の冬、2020年2月19日に
「窓サッシを木製か樹脂 内窓」と書かれております。
また翌年、2021年1月8日の日記には、
「外気温 -8度 2F4度 1F1度 窓のサッシ -7度 下の数センチは下が凍りついていた。」とある。

結露は凍らない場合は、カビの温床となります。
せっかく空気の綺麗な清里の森に暮らしながら、カビの菌を吸い込んでいてはダメです。
今朝も窓の露を雑巾で拭きながら、あの黒いカビの匂いを吸い込んでしまいました。

あれから4年半、ようやく夢が叶いました。

2回目の見積もりです。  2024/8/9
この見積書自体はあまり良い出来ではないと思います。
ツッコミどころ満載ですが、まあ細かいことはいいでしょう。
3-12-3 というのはなんだと聞いたら、3ミリガラスに12ミリの空気層にまた3ミリガラス、の意だそうな。
まあいいか、で手を打ちました。

さて最初の見積もりでは、南側の大きな掃き出し窓2箇所をトリプル窓に変えようと考えていました。
今までのアルミサッシとペアガラスは撤去して、新たな樹脂窓枠とトリプルガラス窓の設置です。
トリプルなので窓のガラスは3枚です。断熱効果は抜群ですが値段は高い。
さすがに1組2枚の3層ガラス窓で¥263660、南側2箇所で¥527320は考えてしまった。
総額で100万越えでした。

内窓にすると既存の窓はそのままで、内側にもう1枚ペアガラスの窓を作るわけです。
工事は簡単です。
しかし南の掃き出し窓はウッドデッキへの出入りに頻繁に開け閉めします。
部屋の外に出るのに2枚の窓を開けなければいけないのはめんど〜、と考えたのです。
しかしその値段を見て妥協しました。
内窓にしてからも、内側に新設した窓は常に開けておけばいいのだ。
そうすれば今までと同じじゃないか。
開け閉めするのは外側の既存の窓1枚だけでいい。
よしそうするべえ。
で、トリプル窓はやめて、全部内窓にした再見積もりをお願いして、上の見積書になりました。
既存の窓は残念、アルミサッシのままですがその内側に樹脂製のサッシのペアガラス窓をつけるわけです。
二重窓になるので、断熱の効果はトリプルガラス窓だけに比べると高くなるそうです。

我が山小屋の窓11箇所中10箇所に内窓をつけました。
1箇所だけは付けませんでした。
1階東側物置兼食料保管庫兼増設トイレの窓です。
この窓は1度も開けたことがありません。
しかも冬場は室内がほぼ4、5度に下がっていますが問題なし、かえって好都合です。
冷蔵庫代りになってビールも箱のままで冷やしておけます。

工事も早かった

7、8月は清里の森の中では工事禁止月間です。
8月28日に正確に既存の窓の採寸をしに来られました。
あけて9月の12日にサッシやさんが出来上がった樹脂窓と窓枠を持って、来てくれました。
採寸通りに内窓や枠、樹脂サッシを作ってあり、それを運び込みます。
掃き出し窓は1枚が相当な重さです。
運び入れたらあとは枠を打ち付けるだけであっという間です。

掃き出し窓に内窓設置です。白い既存のアルミサッシの内側10cmほどに新たに樹脂の内窓の枠を取り付けます。
もう寸法通りに用意してあるので、置いて電動ドリルでねじ込めば出来上がり。
唯一の欠点は、床から1cmほど枠が盛り上がることで、そのためちょっと足が引っかかります。
バリアフリーの点から見るとマイナスとなりました。
洗濯物を入れた大きなキャスター付きのバスケットを転がして部屋からウッドデッキに出る時に邪魔です。
 1階 西窓で取り付け作業をする親方  いつも白いシャツがトレードマーク  2024/9/12 9:27

そうそう、この工事が入る前に、昨年の暮れに南の掃き出し窓に自分で取り付けた防寒ビニールカーテンは撤去しておきました(その時の記事は💁→「おひとりさまで耐寒生活」)。
窓からの冷気を少しでも減らすためでしたが、苦労した割には効果はあったかどうだが、テープで止めているし見てくれは悪いし、うっとおしい残念なものだっただけに、おさらば出来たのはとてもうれしい。

補助金申請、ありがたや

工事も順調に終わり、あとはいただける補助金の申請手続きです。
36万8000円、ほぼ半額に近いとはうれしい。
見積書にもありましたが、補助金の申請手数料が¥38500とありますので、手続きはサッシやさんが全部やってくれます。
工事前の窓の写真や、工事完成後の写真も全部の窓で撮っていました。ビフォーアフターですね。

書類の手続きもやってもらえるので楽ちんでした。必要なのはこの3通。
ただ納税通知書がちゃんと取ってあったかが不安でしたが、探した結果、見つかって助かったです。
万一見つからなかったら役場に取りに行かなければならなかった。ホッ。

運転免許証のコピーと必要書類に記名・押印するだけです。
金額が30万円以上だと、納税通知書か、不動産登記事項証明書なんかがいるみたいです。
窓口への提出はサッシやさんがしてくれます。
どうも事業者(リフォーム施工業者)がやらなければいけないようです(制度として)。
補助金は3ヶ月後に指定した口座に振り込みされるとのこと。つまりこちとらは最初は費用全額を支払うことになります。

この補助金の仕組みは割といいことだと思いました。
我々の税金を某F巨大システム開発会社とか、某D巨大広告代理店とかに吸い取られずに、消費者としても安く、工事なり商品が手に入り、そしてそれよりももっと大きい金額が地方の小さな会社に渡るのです。
これは消費者もうれしいし、地元の業者もうれしい、ウィンウィンでいい税金の使い方ではないでしょうか。
いいね👍ボタンがあれば押してあげたいほど。
まあ現地での工事費はともかくとして、窓ガラスやサッシの製品が売れれば大企業のYKKとかLIXILなども儲かることにはなるのでしょうけどね。

*ご参考までにYKK-APのHPから補助金については→こちらにリンクを貼っておきました。
所管のお役所は環境省だそうですが、そこのHPはいかにもお役所なので業者のHPからご紹介しました。ただ業者ですので、売りたい気持ちが溢れてますのでくれぐれもご注意を、自己責任でお願いします。

補助金は今年いっぱい12月までですが、予算がなくなり次第終了だそうです。
おっと、これまた親切なサイトが見つかりました。
今年度の補助金予算は1350億円で、7月30日の時点で予算消化率は23%だそうです。

午前中で工事完了しました

さて1階、2階、お風呂場と全部12時までに終了しました。お見事です。

なお1階掃き出し窓は大きいため、やや斜めに歪んでいるそうです。
極端に言えば平行四辺形状態。
また両端に比べ中央部分がわずかに下がっているとのこと。
ログハウスなのでセトリング(横にして積みあげている木が乾燥して縮んだり、重みで下がってくる現象)が起きているせいかも。
築30年なのでまあ仕方ありません。
窓枠の上部と下部で約1cmほどのズレが生じていますが、調整して隙間をなくしておきました、とおっしゃっていました(ありがとうございます)。

今年の冬は楽しみだわい

さてさて、近況報告もそろそろ終わりのようです。
今日はいい天気だったのかどうか、久しぶりにスッキリ晴れてはくれたがすぐに曇ってしまい寒かったです。
朝は8時で外気温15度、室温1Fで21度、
午後3時で外気温19度、室温20度、
5時15分で外気温17度、室温20度、毛糸のカーデガンを着ました。

さてさて、もう寝ようと思うので部屋の全ての内窓は閉めました。
(ちなみに、昨日までは使うところの窓はみな内窓は開けていたのでした)
明日の朝は冷えるかな、結露はどうなるのかな、楽しみです、うふふ。
 <了>

追記 検証結果ご報告 2024/9/24 火曜日

昨夜はブログ書きで頑張って、寝たのは0時を過ぎてしまいました。
母と一緒の2階の小寝室ですが、22度でした。
2、3日前まではまだ暖かく2階寝室はずっと25度くらいでしたが、急に冷え込んできました。
今朝は、結露が気になって早く目が覚めてしまいました。
6時30分の段階で、小寝室は22度。やったね、下がっていません。
内窓はしっかり閉めておきました。
さて1階はどうでしょうか。
外気温13度 室温20度 結露なし。やりました!
全ての窓に結露はありません。
また室温も昨晩、0時42分では外気温14度 室温21度でしたので、1度下がっています。
この様子はタニタの温度計で変化が1時間毎に記録されています。

9月24日午前0時では21度でしたが、その後4時から20度に下がり、7:10時点で19.6度となっています。
(この温度計は設置場所がちょっと異なるので若干違いはあります)
室温の下降の度合いが緩やかになっていると思われます。

もっと厳しい寒さとなる1、2月に内窓の効果がはっきりすると良いのですが。
乞うご期待! またご報告いたします。

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